JaLCDOI 10.18926/14462
タイトル(別表記) "Katei-Hyojun, Curriculum Standard of Music (temporary version) for compulsory education" by the Ministry ofEducation, People's Republic of China
フルテキストURL 004_147_161.pdf
著者 孟 艶| 奥 忍|
抄録 中華人民共和国教育部は2000年に日本の『学習指導要領』にあたる『課程標準』を制定した。『課程標判は2002年までが試行期間とされている。これはそれ以前の『教学大綱』を現在の中国の教育事情に合わせて改訂したものであり,社会的な変動を受けて理念や構成方法なども大きく変えられている。試行案とはいうものめ,今後の中国の教育施策の基本となるものとして提示されている。しかしながら,日本においては音楽の『課程標準』に関する論評はこれまで断片的なものしか出されていない。全体像を把握することは音楽教育研究にとって重要であると考え,ここに『全日制義務教育の音楽課程の標準(試行案)』全文を日本語に翻訳した。
抄録(別表記) This is a Japanese version of "Katei-Hyojun, Curriculum Standard of Music (temporary version) for compulsory education" of People's Republic of China, The Ministry of Education enacted a revised version of "Kyogaku-taiko, General Prinsiples of Teaching and Learning" in 20I0t0 w. as expected to enforce formally in 2002T.he principles and construstion are up-dated due to the educational situation of the couMntroyr.eover, it presentes the fundamental education policy for fuIntu Jraep. an, several studies on it have already been done but most of them are fragmentaIrt yi.s very neccesary to see the whole.
キーワード 課程標準 全日制義務教育 素質教育 美育 価値観
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2004
4巻
1号
開始ページ 147
終了ページ 161
ISSN 1346-3705
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002308065
JaLCDOI 10.18926/14396
タイトル(別表記) Appreciation of Japanese Calligraphy by German University Students : Focused on "Hitsumyaku" and Deformation
フルテキストURL 008_039_048.pdf
著者 山本 和弘| 奥 忍|
抄録 本研究の目的は、漢字を持たない文化圏における書の観賞について最重要とされる筆脈とデフォルメの感受を明らかにすることである。本稿では、様々な専門をもつドイツの大学生を対象に行った実験結果を、日本における同種の実験結果と比較する。考察の結果以下の結論を得た。 ①書は、可読性が書き手と観賞者の間の共通項として重要な働きを持つ。しかし、一方で観賞者は読むことのできない文字に対しても、内的自己と照らし合わせて観賞することができる ②書き手の制作意識は「筆脈」により観賞者に感じ取られる。 ③書作品は、障害のある書き手による場合でも作品自体の魅力によって観賞者の心をとらえる。 ④書は、漢字文化圏を超えて世界に広がる可能性を持ったグローバルな芸術領域である。
抄録(別表記) Purpose of this study is to examine appreciation of most important factors in Japanese Calligraphy, "hitsumyaku" and "deformation" by German university students of various major field, who have not been grown up out of "kanji" culture. Comparing the results with our former examination for Japanese students, following results were made clear, 1. Even though readability of letters plays an important role between calligrapher and viewer in generally, viewers can appreciate unreadable letters with reference to his/her own inner mind. 2. Calligrapher's intension can be appreciated through "hitsumyaku". 3. Calligraphy by handicapped people can appeal to viewers without knowing about the calligrapher's handicaps and their letters themselves can attract viewers. 4. Calligraphy which is consist of various lines is a global art being able to appeal people across the kanji culture.
キーワード 筆順 (writing order) 筆脈 (hitsumyaku) 線芸術 (linier art) デフォルメ (deformation) 障害者 (handicapped people)
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2008-03-10
8巻
1号
開始ページ 39
終了ページ 48
ISSN 1346-3705
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002308349
JaLCDOI 10.18926/14395
タイトル(別表記) An Investigation on Computer Usages in School Music Education : on Questionnaires for Music Teachers using computer in teaching and Studnets
フルテキストURL 008_029_038.pdf
著者 近藤 晶子| 奥 忍|
抄録 コンピュータは、1990年代に飛躍的に性能が向上し、小型化・低価格化と共に一般へ普及、学校教育においても情報教育でコンピュータが扱われるようになり需要が増加した。しかし、最近ではコンピュータ音楽実践報告などもほとんどない。原因把握のための実態調査が必要とされる。そこで、本稿では、各学校段階の音楽教員及び高等学校と大学のコンピュータ音楽授業受講生を対象に意識調査を行った。 調査の結果、問題点としてコンピュータ周辺機器のコスト、メンテナンスできる技術者の不足、教員がコンピュータ音楽ソフトの勉強などに割く時間がない、音楽ソフトの選択が困難であることが判明した。問題の解決のためにはコンピュータメンテナンスサポートの充実、および音楽とコンピュータソフトをつなぐコーディネータの育成と情報発信共有化が望まれる。
キーワード 音楽授業 (music classroom) コンピュータ活用 (computer-aid) 質問紙 (questionnaire) 音楽教員 (music teacher) 音楽学生 (music student)
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2008-03-10
8巻
1号
開始ページ 29
終了ページ 38
ISSN 1346-3705
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002308287
JaLCDOI 10.18926/14394
タイトル(別表記) On Life-long Music Learning in Okayama City : Focused on Music Learning in Public Community Centers
フルテキストURL 008_017_028.pdf
著者 新谷 明子| 奥 忍|
抄録 生涯学習の場で理想とされる「すべての人に満足のいく学習づくり」に向けて、本稿では音楽学習が盛んに行われている岡山市の公民館に焦点を当て、実態調査によって問題点を明らかにすることを目的とする。公民館の音楽学習の特徴を浮かび上がらせるために、インタビューや意識調査を行い、その結果を民間学習機関、個人教授所、大学サークルと比較する。 調査の結果、公民館における生涯学習の可能性についての問題点として以下の3点が明らかになった。 ・公民館における音楽学習のリピーターが多く、他の学習形態・機関からの新入が少ないこと。 ・若い世代にとって公民館が学習の継続のための対象機関として認識されていないこと。 ・音楽用の防音設備と適切なスペースの確保
抄録(別表記) In Okayama City, various life-long learning facilities have been founded and many people are learning there. The idealistic concept of life-long learning is said to make all people to be satisfied at learning. In this paper, we focused on public community center. We examined music leaning in community centers through interviews and questionnaires. The results are compared with other learning, i.e. studio music leaning and pedantic music circles in a university. The results show that community centers are ot popular among young generation. To develop life-long music learning more information about community center is necessary.
キーワード 生涯音楽学習 (life-long music education) 公民館 (community center) 岡山市 (Okayama city) 個人教授所 (private music institusion) 大学サークル (music circle in university)
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2008-03-10
8巻
1号
開始ページ 17
終了ページ 28
ISSN 1346-3705
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002308155
JaLCDOI 10.18926/14375
タイトル(別表記) A Trial of Learning Singing Expression on the base of Images and Feelings - A Case Study in a Primary School -
フルテキストURL 007_049_059.pdf
著者 加藤 晴子| 逸見 学伸| 奥 忍|
抄録 歌唱表現学習では、詩や楽曲のイメージや気持ちを表現する活動が多い。学習では、イメージや気持ちを伝え合うための体験が不可欠であり、その積み重ねが豊かな歌唱表現の実現に繋がると考える。 そこで本研究では、相互のコミュニケーションの視点から歌唱表現の学習プランを提示し、授業実践を行った。授業の観察と分析を通して学習の有効性を検証した結果、以下の点が明らかになった。 ① 表現したいことを考え歌唱の工夫をすることを通して、表現する楽しさを味わうことができた。 ② 自分が表現したいものを実現するためには何が必要かを子ども自身が考えることができた。 ③ 表現の多様性に気づき、互いの表現を認め合うことができた。
抄録(別表記) In leaning singing expression, school children learn mostly how to express images and feelings of the song. In this context, it is necessary to have experiences to convey his/her images and feelings each other. Without those experiences, children cannot express their images and feelings well. In this study, a classroom teaching/learning for singing expression from a view-point of mutural communication was tried in a primary school. Though observing and analyzing this practice, the following points became clear. ① Thinking content of expression and devising singing, the children were able to appreciate joy of expression. ② The children were able to realize what was necessary to express their images and feelings. ③ The children realized a variety of expression and were able to appreciate different ways of expression by other children.
キーワード イメージ (images) 歌唱表現 (singing expression) コミュニケーション (communication) 自由な表現 (free expression) 歌唱技能の習得 (acquisition of song skills)
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2007-03-10
7巻
1号
開始ページ 49
終了ページ 59
ISSN 1346-3705
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002308139
JaLCDOI 10.18926/14374
タイトル(別表記) Vocal Expression in Reciting Poems : An Analytical Study focused on Lines, Intervals between Lines and Passages
フルテキストURL 007_039_047.pdf
著者 川田 美里| 奥 忍|
抄録 詩の朗読では「間」が重要だと言われている。しかし、「間」がどのようにとられているかについては不明である。本稿では、朗読における「間」の実態を明らかにするために、金子みすゞの「私と小鳥と鈴と」の朗読の音声分析と、「間」が聞き手に及ぼす感受の影響に関する認知実験を行った。得られた成果は以下の通り。 ・大人の専門家の朗読では、行の所要時間や行間の「間」が異なり、表現にメリハリが感じられる。 ・こどもの朗読は全体に速く、行と行間との差が大人に比べて少ない。しかし、全体的な時間変化は大人の専門家と類似したパターンをとっている。 ・聞き手は「間」の微妙な変化を感じ取っている。たとえ短くても詩の内容に応じて変化する「間」を好む者が多い。機械的な「間」では詩を十分に味わうことができない。
キーワード 詩 (poem) 朗読 (recite) 音声表現 (voice expression) 金子みすゞの「私と小鳥と鈴と」 ("I, little bird and bell")
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2007-03-10
7巻
1号
開始ページ 39
終了ページ 47
ISSN 1346-3705
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002308478
JaLCDOI 10.18926/14373
タイトル(別表記) Music in Picture Books : from a view point of Relationship with Pictures, Words and Theme
フルテキストURL 007_027_037.pdf
著者 竹内 唯| 奥 忍|
抄録 絵本には、画、言葉、テーマなど音楽を感じさせるものがある。我々は一体どのような絵本にどのような音楽性を感じるのだろうか。本稿では、絵本の音楽性を明らかにするために、画、言葉、テーマなどの視点からいくつかの絵本を取り上げ、分析を行った。その結果、絵本の持つ音楽性は、絵本そのものに内在する音楽性と、読み聞かせることによって生じる音楽性の2種があることが判明した。また、絵本における音楽はイメージとして現れる場合と音声として現れる場合がある。前者は画の風景や構図、タッチ、テーマなどから引き出され、後者は文字の視覚表現、言葉の響きやリズムから引き出される。絵本における画と言葉、音楽は互いに融合して、読み手と子どもにとって総合的な芸術体験の場として機能する。
キーワード 絵本 (picture book) 音楽 (music) 言葉 (words) 総合芸術 (integrated art) 読み聞かせ (picture book telling)
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2007-03-10
7巻
1号
開始ページ 27
終了ページ 37
ISSN 1346-3705
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002308238
JaLCDOI 10.18926/14357
タイトル(別表記) A trial of Learning of Western-African Folk Music for Japanese Children
フルテキストURL 006_067_078.pdf
著者 藤原 蕗子| 奥 忍|
抄録 本稿では、異文化学習の視点から西アフリカの民族楽器「Djembe」を用いた学習プログラム開発を行い、その実践を試みる。まず、西アフリカの民族音楽を取り上げることの教育的意義について述べる。次に、アフリカ出身者が多く居住するアメリカにおける音楽教科書“The Music Connection”から、西アフリカの民族音楽を用いた学習教材の事例を取り出し、分析し、実践的に検討する。また、日本で行われているワークショップの分析を行い、現状の問題点を把握する。最後に、これらをふまえて、子ども向けワークショップを開発し、その方法を提案する。
抄録(別表記) In this paper, I examined teaching/learning practices of western-African folk drum, "Djembe" from a view-point of "different culture learning" and propose a teaching strategies. In the first chapter, previous practical researches are reviewed and meanings of learning African music are mentioned. In the second chapter, a teaching material in a music textbook, "Music Connection" published in US is examined practically, several workshops in Japan are analyzed and then, teaching strategies are extracted. In the third chapter, a djembe workshop is tried and propose teaching strategies.
キーワード ジェンベ (Djembe) 学習プログラム開発 (teaching strategy) “kuku” African Feeling 異文化理解 (understanding different cultures)
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2006-03-25
6巻
1号
開始ページ 67
終了ページ 78
ISSN 1346-3705
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002308417
JaLCDOI 10.18926/11417
タイトル(別表記) A Comprehensive Learning Activity of Transmitting Imada Puppet Show in Ryukyo Junior High School, Nagano
フルテキストURL 003_147_153.pdf
著者 長坂 由美| 奥 忍|
抄録 本稿は、音楽教育学的視点から見た郷土芸能の伝承に関する質的研究の可能性について、長野県にある飯田市立竜峡中学校で行われている今田人形の伝承活動に関して論述することによって、明らかにすることを試みたものである。飯田市龍江地区(旧飯田村)には、約300年に渡り郷土芸能”今田人形”が伝承されてきた。竜峡中学校では、1978年からその伝承活動がクラブとして行われてきたが、2000年度からは新たに総合的な学習の一環として行われている。竜峡中学校における今田人形の伝承活動は、学校教育のみならず地域社会に存在する様々な教育的・社会的課題を考えていく上で、多分に参考となる事例である。この事例を取り上げ、インタビューによって何をどこまで明らかにすることができ、その中の何を普遍化のための手がかりとすることができるかという可能性について論述する。
抄録(別表記) In this paper, I overviewed a "comprehensive learning hour" for transmitting Imada Puppet Show in Ryukyo Junior High School in Iida city, Nagano. Tatsue people have transmitted Imada Puppet Show for 300 years or so. Imada Puppet Club member in Ryukyo Junior High School has practiced the pupett show and has performed in since 1978. In 2000 the Seventh Course of Study was proclaimed and since then, many students have joined the pupett show activities included in "General Studies" of "comprehensive learning hour". Imada Puppet Club activity in Ryukyo Junior High School is a suggestive example to resolve educational/social problems for transmitting regional music treasure.
キーワード 竜峡中学校 (Ryukyo Junior High School) 今田人形 (Imada Puppet Show) 伝承活動 (Transmitting Activities) 総合的な学習 (Comprehensive Learning Hour) 「地域文化」講座 (a course of "Local Culture")
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2003
3巻
1号
開始ページ 147
終了ページ 153
ISSN 1346-3705
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002313943
JaLCDOI 10.18926/11399
タイトル(別表記) Influence of "Shohka" on Human Bodies and Emotion - An Experimental Research on Physiological and Emotional Responses to Music -
フルテキストURL 003_029_038.pdf
著者 作田 由美子| 奥 忍|
抄録 音楽が心身に及ぼす影響を探るために、情動反応と生理学的測定の2つの指標を用いて実験を行った。情動反応はチェックリストを中心とした質問紙を使い、生理学的測定は精神性発汗を用いた。実験曲として文部省歌である「ふるさと」の歌詞つきと歌詞なし、それに類似した自作メロディー、「こいのぼり」の4曲を取り上げ、反応の比較を行った。実験の結果、曲による反応の相違が現れ、音楽は心身に影響を及ぼしていることが確認できた。特に「ふるさと歌詞つき」に関しては質問紙では「なつかしい」と過去を想起する人が多く、発汗量の変化も他の3曲に比べ有意に差があった。また、個人の特性(性差、嗜好度、音楽経験など)は音楽聴取に対して心身ともに大きな影響を及ぼしていることが明らかになった。
キーワード 文部省唱歌 「ふるさと」 情動反応 生理的反応 精神性発汗
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2003
3巻
1号
開始ページ 29
終了ページ 38
ISSN 1346-3705
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002313770
JaLCDOI 10.18926/11397
タイトル(別表記) The Music Educational Function of Lullabies for Fostering Children's Musicality
フルテキストURL 003_021_028.pdf
著者 加藤 晴子| 奥 忍|
抄録 本研究は、音楽感覚形成における「こもりうた」の機能について検討したものである。「こもりうた」は、人の成長の過程で最も早い時期に行われる音楽的コミュニケーション活動の一つであると共に、子どもと養育者の間に相互に行われる最も親密なコミュニケーション活動である。音楽的発達の視点からみると、このような「こもりうた」を媒介とした音楽的コミュニケーションは、個々人の音楽感覚の形成、すなわち、音楽的母語の形成に大きな影響を与えるものであるといえる。音楽の学習や理解は、その上に形成されるものである。したがって、音楽学習においては、子どものもつ固有の音楽感覚を認識すると共に、それに基づいた学習計画が作成・実践されることが必要である。
抄録(別表記) The purpose of this study is to examine the educational function of lullabies to foster musicality from a music education view-point. Lullaby is not only the first musical communication in life stage, but the most intimate musical communication between a baby and his/her care giver. Musical communication is the most important factor for musical development. Therefore, lullabies give a great influence on developing musicality and musical mother tongue which is the foundation of music learning and understanding. It is very necessary to appreciate musical mother tongue of each child, to develop child's musicality on the base of his/her mother tongue from a view-point of music education.
キーワード 音楽感覚形成 (musical development) 音楽的コミュニケーション (musical communication) 音楽的母語 (musical mother tongue) 「こもりうた」 (lullaby) 養育者と乳児の相互関係 (relationship between infant and caregiver)
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2003
3巻
1号
開始ページ 21
終了ページ 28
ISSN 1346-3705
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002314048
JaLCDOI 10.18926/11394
タイトル(別表記) A Soundscape of YOSHIMOTO, Banana~Focusing the Onomatopoeia~
フルテキストURL 005_087_098.pdf
著者 竹内 唯| 奥 忍|
抄録 本原稿では、文学作品に現れた音を素材に音楽作品の創作を試みる。事例研究として現代の女流作家、吉本ばなな『キッチン』と『TUGUMI-つぐみ』をとりあげこれらの作品に出現する音を素材にボイスプロダクションの創作を行った。まず、授業対象のオノマトペに対する感受性を喚起することを目的に、吉本の『キッチン』『TUGUMI-つぐみ』から抽出した文章に出現する物音をオノマトペで表す実験的なアンケート調査を行い、回答者のオノマトペ把握について分析・検討した。次に、それらのオノマトペを素材にボイスプロダクション創作の授業実践を行い、作品について分析・検討した。
抄録(別表記) In this paper, we tried to make clear the possibility of onomatopoeia for composition, The words describing sounds in two novels "kitchen" and "TUGUMI" by a female contemporary writer, YOSHIMOTO, Banana were used. Soundscapes in these novels were explored and transformed into pieces for voice-productions in a music class in secondary teacher training course. Firstly, to call the sensitivities toward the onomatopoeia students were asked to fill out questionnaires how to describe two scenes in these novels with onomatopoeia. Then, on the basis of its results, students were asked to create a music piece of voice production in group. The process and accomplished pieces were analyzed.
キーワード 吉本ばなな (Banana Yoshimoto) 『キッチン』 (kitchen) 『TUGUMI-つぐみ』 オノマトペ (onomatopoeia) ボイスプロダクション (voice-production)
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2005
5巻
1号
開始ページ 87
終了ページ 98
ISSN 1346-3705
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002313337
JaLCDOI 10.18926/11391
タイトル(別表記) Lehrplan fuer Hauptschule in Bayern, Germany
フルテキストURL 005_069_085.pdf
著者 川西 孝依| 奥 忍|
抄録 本稿は、ドイツ、バイエルン州基幹学校の教授プランの中から「教科に関連する教授課題と教育課題」と「学年別教科カリキュラム」の「音楽」の部分を日本語に訳出したものである。社会のグローバル化に伴って世界各国の音楽教育の動向について盛んに研究が行われている。中でもドイツは日本の音楽教育研究者にとって強い関心の対象である。しかしながら、州ごとに異なる「教授プラン」が実施されているために全土を鳥瞰することができてない。そこで、本稿では全体像の把握に近づくべく、これまで研究されていないバイエルン州を扱う。オルフの教育メソッドが生まれ実践されたこの州における音楽教育の現状を把握することは日本の音楽教育研究にとって重要なことと考え、「基幹学校(Hauptschule)」の教授プランを訳出する。この教授プランは、以下のような点で日本の学校音楽教育のあり方に大きな示唆を与えるものである。・学校生活からドロップアウトするかもしれない生徒に対する指導が配慮されている。・各教科のカリキュラムを設定する前提として、各学生の生徒の特性や授業の重点に関する明確な記述が見られるため、教科の枠を越えた総合的な学習が可能である。・活動先行型で、様々な音楽活動が具体的に述べられており、しかも各音楽活動が音楽的諸要素などの学習と密接に関連づけられている。・伝統的な音楽やポピュラー音楽が実在する音楽の一種として、他の音楽ジャンルと並列的に組み込まれている。
抄録(別表記) This is a Japanese version of <Musil> in "Lehrplan fuer Hauptschule" in Bayern, Germany. Regarding present of music education in foreign countries several researches have been done under the impact of globalism. Japanese researchers have strong interests especially in German music education. However, we cannot get a bird-eye view of it because every state enacts its own Lehrplan. In this situation, we tried to translate the Lehrplan in Bayern into Japanese to contribute researches in music education. The Lehrplan suggests following four points for Japanese music education: -It has a viewpoint for students who may drop out from school. -It is suggestive for comprehensive activities across subjects because the concepts of learning based on not only student's music abilities but also on their general development. Important teaching points are clearly indicated with a relation to general development. -It puts emphasis on actual activities and indicates various activities appropriately. Moreover, every activity is strongly related to learning of various music elements. -Traditional music and popular music are included as actual and essential parts of contemporary music scenes and treated evenly with other genres.
キーワード バイエルン州 (Bayern) 教授プラン (Lehrplan) 基幹学校 (Hauptschule)
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2005
5巻
1号
開始ページ 69
終了ページ 85
ISSN 1346-3705
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002313774
JaLCDOI 10.18926/11389
タイトル(別表記) A study of Songs in "Hyojun Shihan Gako Ongaku Kyokasho"(1938) Edited by Kurosawa and Ogawa
フルテキストURL 005_057_067.pdf
著者 鈴木 慎一朗| 奥 忍|
抄録 本稿の目的は、黒澤隆朝・小川一朗編『標準師範学校音楽教科書』(1938)の歌曲を概観することによって、国定師範学校教科書が発行される直後の検定済教科書における歌曲の特徴と傾向を明らかにすることである。『師範音楽 本科用巻一』(1943)との比較を通して、以下の3点が明らかとなった。①『標準師範学校音楽教科書』は、歌曲の他、器楽、鑑賞、音楽理論、音楽基礎の分野を含み、編纂された教科書である。②8割近くの歌曲は、西洋の作品ないしは西洋の民謡であり、それらの歌詞は原曲の翻案か、新しく作られた日本語の詩である。③ミリタリズム志向の歌曲教材には、4/4拍子、 、弱起、長調の行進曲が適用されている。
抄録(別表記) The purpose of this study is to examine the characteristics of songs in "Hyojun Shihan Gako Ongaku Kyokasho (Music Standard Textbook for normal schools)"(1938) authorized by the Ministry of Education normal schools. The following results were obtained by comparing with "Shihan Ongaku"(1943) designated by the goverment: 1) "Hyojun Shihan Gako Ongaku Kyokasho" was a textbook which contains songs materials, instrumental music, listening, music theory, and sight singing. 2) About 80 percent of the song materials were occupied by Western folk songs and songs composed by the European composers. However, lyrics of these songs were adapted from the originals or newly written in Japanese. 3) Regarding military-oriented materials, Western marches with 4/4, doted rhythm, beginning in up-beat, and in major key were adopted.
キーワード 『標準師範学校音楽教科書』 (Hyojun Shihan Gako Ongaku Kyokasho) 歌曲 (Song Materials) 黒澤隆朝 (T. Kurosawa) 小川一朗 (I. Ogawa) ミリタリズム (Militarism) 行進曲 (Western Marches)
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2005
5巻
1号
開始ページ 57
終了ページ 67
ISSN 1346-3705
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002313436
JaLCDOI 10.18926/11374
タイトル(別表記) A Teaching Trial of Music Class Room Learning Collaborated with "Special Activities": A case Study of Teaching Practice of "School Play Day" for the 5th Grade Children
フルテキストURL 004_115_125.pdf
著者 鈴木 慎一朗| 奥 忍|
抄録 本研究の目的は、特別活動の領域に属する学芸会の実践を取り上げ、子どもの表現力を高めていくための効果的な手立てを探ることにある。研究の方法として、2つの仮説を設定し、特別活動に属する「学校行事」と教科書に属する「音楽」との連帯を図り、実践を行った。①教師が一人ひとりの子どもに応じた支援をすれば、子どもの表現意欲を高めることができる。②振り返る機会を設定すれば、子どもは自ら音楽にかかわり、表現力を高めることができる。仮説の有効性を検証するために、抽出児2名の学習課程と意識の変容を観察し、分析した。その結果、仮設1に対しては朱書きや対話、仮設2に対しては自己評価や録音・録画を使用したことが、子どもの表現力を高めるのに有効に働いていることが判明し、2つの仮説の有効性が検証された。
抄録(別表記) The pupose of this study is to examine effective methods to develop children's musical expression ability in "school play day" of "special activities". The following hypotheses were proposed and put into actual teaching. 1) With individual supports during the process of exercises, children will practice more eagerly to refine their expression. 2) By looking back former activities by themselves, children's musical expression ability will be more developed. To examine these hypotheses, two children were chosen, their learning processes were recorded and analyzed. The following results were obtained: 1) by adding teacher's comments on portfolio and frequent talking by a teacher to each child on his/her performance, children were push to exercise more actively. 2) Children's self evaluation and records worked effectively to deepen their expression. Thus these hypotheses were valid to develop children's musical expression ability.
キーワード 学芸会 (School Play Day) ミュージカル (Musical) 子どもの音楽表現 (Children's Musical Expression) 「学習カルテ」 (Portfolio) 自己評価 (Self Evaluation)
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2004
4巻
1号
開始ページ 115
終了ページ 125
ISSN 1346-3705
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002313827
JaLCDOI 10.18926/11373
タイトル(別表記) International Understanding in School Music Education: from a Lullaby of Mother-culture to Lullabies in the World
フルテキストURL 002_011_020.pdf
著者 加藤 晴子| 奥 忍|
抄録 本研究は、学校教育の今日的課題の一つである国際理解を取り上げ、学校音楽教育が国際理解にどのように貢献しうるのかを検討するものである。音・歌・音楽は、グローバル教育の視点から捉えられることが必要であると考える。そのためには音楽を文化として体験し、生活における音楽の持つ意味を理解することが必要である。学習パラダイムとして、自文化の音楽を理解し、その上で異文化である諸民族の音楽を体験・理解するという段階が考えられる。そこで本研究では、①音楽科における国際理解についての認識と、これまでの教育実践について検討を行い、そこにみられる問題を指摘し、②世界のどの民族にも存在する「こもりうた」を取り上げ、文化的・音楽的特徴を明らかにした上で、それを適用した具体的な学習方法を提示した。
抄録(別表記) The purpose of this study is to examine how school music can contribute to the issue of international understandings, which is, as it has been widely recognized, one of the most crucial topics in school education. In this discussion here, the focus falls upon the significance of students' comprehension of the so-called world musics, considering, recent studies of global education. Attention is paid especially upon the importance of obtaining global understanding of music within a global context, so that school children might conceiv the depth of learning music in their daily lives. Firstly, we have generally illustrated international understandings in the field of school music teaching in the attempt to point out several problems which, we believe, should be reconsidered to improve the present situations of school music practices. Secondly, we have considered, through a case-study, some examples of lullabies in order to emphasize the signifcance of music studies for global education. For the consideration the analyses are made to discuss the matter of difference in the point of music elements to comprehend several different cultural backgounds as for the genre of a lullaby, intending, at the same time, to show a clear relationship between music, words, and, sleeping-styles, etc.. In conclusion, it is suggested we should introduce a new idea of a 'two-step learning', that is, to stimulate children to understand music of mother-culture at the first step, and then, as the second step, to lead them into the further development of their understanding, comprehensions, appreciations of music through music experiences.
キーワード 国際理解 (International Understanding) グローバル教育 (Global Education) 学校音楽教育 (School Music Education) こもりうた (Lullaby) 諸民族の音楽 (world Musics)
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2002
2巻
1号
開始ページ 11
終了ページ 20
ISSN 1346-3705
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002313347
JaLCDOI 10.18926/11360
タイトル(別表記) A Study of Consciousness of Music and Musical Behavior of Present Young People
フルテキストURL 004_043_053.pdf
著者 川西 孝依| 奥 忍|
抄録 本研究は、現代の若者の音楽嗜好や音楽に対する意識の実態を明らかにするため、中学生、高校生、大学生を対象に実態調査を行ったものである。調査は次の2つの仮設に基づいて行われた。仮設1.ほとんどの若者がポピュラー音楽を好む。仮設2.複数の音楽メディアを利用して音楽を聴く。調査結果については、約20年前に全国規模で実施されたNHK放送世論調査所による「現代人の音楽」との比較を含めて考察した。分析・考察の結果、「音楽が好き」と答えた92.4%のうち87.7%がポピュラー音楽を好んでいることが明らかになった。また、様々なメディア機器が存在する中で、若者が音楽聴取に用いるものは、「CD,MD,テープ」など、よりパーソナルなメディアに移行しており、「テレビ」「ラジオ」など他のメディア機器に対する絶対的優位性が見られた。
抄録(別表記) The purpose of this study is to make clear on present young people's consciousness on music and their musical behavior. The subjects were students in a junior high, a senior high and university in Okayama prefecture. I examined the following two hypotheses. 1) Most present young people are fond of popular music. 2) Most present young people use multiple media for listening to music. The results were analyzed and compared with the one by NHK Broadcast Public Research Center in 1981. Regarding hypothesis 1), the amount of popular music lovers was outstanding. Regarding hypothesis 2), they use mostly personal media such as CD, MD and tape. they seldom use other media such as TV and radio, which were mostly used in NHK research.
キーワード 現代の若者 (present young people) ポピュラー音楽 (popular music) 音楽メディア機器 (music media ; personal media)
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2004
4巻
1号
開始ページ 43
終了ページ 53
ISSN 1346-3705
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002313676
JaLCDOI 10.18926/11357
タイトル(別表記) A Comparison between Lullabies sung among people in daily life and an Artistic Composition "Chugoku-chiho no Komoriuta" arranged by YAMADA Kosaku
フルテキストURL 004_035_042.pdf
著者 加藤 晴子| 奥 忍|
抄録 芸術歌曲には、洋の東西を問わず生活の中で古くから歌われてきた旋律に基づく曲が多い。学校音楽教育においてそのような曲を学習する際には、芸術的視点からの表現や鑑賞だけでなく、そのもとになった旋律(以下、元歌)との関係で捉える学習も重要であると考える。そこで本研究では、山田耕筰編作曲「中国地方の子守歌」とその元歌を事例として、芸術歌曲の「こもりうた」と生活の中で歌われてきた「こもりうた」の関係について考察した。その結果、旋律に関しては元歌と山田の編作曲では大きな違いは見られないものの、音楽構造上の大きな相違点が、歌に関する音楽表現の工夫(音域、音質、強弱法、リズム操作、音高操作、テンポ操作)とピアノ伴奏の付加の2点で存在することが明らかになった。
抄録(別表記) The purpose of this study is to make clear the differences between the lullabies as an artistic composition and lullabies sung among peoples in daily life. The analysis was done from a viewpoint of the music education. As a case study, Icompare "Chugoku-Chiho no Komoriuta" arranged by YAMADA Kosaku with its origin. The traditional variants of the origin have been sung among people living around Ibara-City, in Yakage-Town in Oda Country in Okayama-Prefecture, and the Geiyo Islands in the Seto-naikai. These lullabies are more or less different from each other in their texts and melodies. It is told that Yamada had listened to a lullaby of Ibara-City sung by UENO Taishi. Therefore, I compare the lullaby sung by Ms. OKADA Taeko who is one of his relatives and the transmitter of the lullaby with Yamada's composition. Result of analysis of lullabies are summarized as follows;1) the melodic lines of two lullabies are almost same, but several differences are found in detail, for example, voice range, timbre, dynamics, addition of piano accompaniment, rhythmic treatment, melodic line, and tempo.2) The original lullaby has a role to put down or lull a baby, while, Yamada's one has not the same role as the origin does. 3) The purpose of arrangement was to express the feeling of lullaby musically. It does not need any existences of children. The differences of these functions influence to their musical elements.Nowadays, many arrangements have been done as Yamada did. Making efforts to arrange lullabies, a lullaby may develop in other way from a song for babies care, and lose its original function.
キーワード 「こもりうた」 生活の中で歌われてきた旋律 芸術歌曲 音楽表現 「中国地方の子守歌」
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2004
4巻
1号
開始ページ 35
終了ページ 42
ISSN 1346-3705
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002313984