Scientific Reports of the Faculty of Agriculture, Okayama University
Published by the Faculty of Agriculture, Okayama University
ONLINE ISSN : 2186-7755

温室カーネーションの適正かん水点

小西 国義 岡山大学
大木 健一 広島県農業大学校
抄録
ベンチによる1回摘心短期栽培で,その主要な生育期が夏また冬になる作型のカーネーションについて,摘心後のかん水点をpF1.5,2.0,2.5,2.8,発らい前pF1.5のちpF2.8,および発らい前pF2.8のちpF1.5として栽培し,かん水点が生長,開花,切花品質,ならびに水消費量に及ぼす影響を調べ,それぞれの作型における適正かん水点を求めた. 高かん水点区は生長がおそく,また開花が遅れた. 高かん水点による生長と開花の遅延は夏の作型で著しく,冬にはごくわずかであった. 発らい後の花らいの発達速度には,かん水点は作用しなかった. 切花品質は高かん水点区がわるい傾向にあった. 水消費量は高かん水点区が少なかったが,夏には開花が遅れたために,水消費量の減少はわずかであった. 生長速度,開花の早晩,切花品質,水消費量(かん水同数)などからみて,温室カーネーションの適正かん水点は,夏はpF1.5~2.0,冬は2.5程度と考えられる。
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029