Scientific Reports of the Faculty of Agriculture, Okayama University
Published by the Faculty of Agriculture, Okayama University
ONLINE ISSN : 2186-7755

水耕によるトマトの密植低段栽培に関する研究 (第2報)育苗方法と断根定植が収量と養水分の吸収に及ぼす影響

景山 詳弘 岡山大学
益田 忠雄 岡山大学
抄録
水耕によるトマトの密植低段栽培において,水耕育苗と土耕育苗を行った苗のそれぞれにおいて断根定植を行い,収量および養水分吸収量に対する影響を調査した. 品種は強力段とびヨーズを用い1978年2月10日には種した. 3月20日に水耕ベッドへ10a当り約6,900本の密度で定植した. 断根定植は地際部で切断して水耕ベッドへさした. 摘心は第2花房開花期に第2花房の上葉2枚を残して行った. 1)収量は水耕育苗および土耕育苗とも断根したものが多かった. 果実の品質に対する断根の悪影響はなかった. 2)断根定植のNO(3)-N,K,CaおよびMgの吸収量は,定植から約1ヶ月間は普通定植よりいずれも少なかった. 各要素の吸収量は果実肥大初期に最大となった. 3)水,NO(3)-N,KおよびCaの果実生産効率は土耕育苗断根定植で最も高かった. 4)断根定植の発根および生育に対する温度は25℃が最適であった。
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029