Scientific Reports of the Faculty of Agriculture, Okayama University
Published by the Faculty of Agriculture, Okayama University
ONLINE ISSN : 2186-7755

ニワトリのLeucocytozoon病の予防に関する研究 VIII. Sulfamonomethoxine ならびに Halofuginone の感染予防効果

鳥海 徹 岡山大学
田辺 昭 岡山大学
近藤 康博 岡山大学 Kaken ID publons researchmap
山口 公士 岡山県
山田 義昭 岡山県
発行日
1978
抄録
SMならびにHFについて,これらを飼料中に添加運続投与した場合本病の自然感染予防効果について試験を行なった. 1.SMは12.5ppm添加ではparasitemiaならびに抗体産生はそれぞれ26.7%,76.7%の個体に認められ感染予防効果はないものと考えられた. しかし50ppm添加区ではparasitemiaの認められたもの0%,抗体陽性となったもの31.0%であり,感染は予防し,かつ免疫も付与するという現象が認められた. 2.HFの3ppmおよび6ppm添加の場合はともにほぼ完全にparasitemiaならびに抗体産生を阻止し,予防効果のあることを示した. 3.HFの6ppm添加の場合は雄の群において,飼料摂取量の低下に原因する増体量の低下が認められた。
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029