Studies in Cultural Symbiotics
Published by Graduate School of Humanities and Social Sciences, Okayama University

AUC-GS学習モデルに基づく異文化間教育の試み

田中 共子 岡山大学 Kaken ID publons researchmap
発行日
2007-03-31
抄録
多文化との共生に必要なものとは何かという問いを、多文化との共生のために「何をどう学べばよいのか」という、異文化間教育の問いに還元した場合、その一つの答えとして本稿では、「AUC-GS学習モデル」(田中・中島,2006)(表1)に基づいた教育について述べてみたい。 AUC-GS学習モデルは、異文化間教育の構成枠組みを示す6セルモデルである。これらを学べば異文化対応能力を増すための教育として有用であろう、という学習内容の範囲を概念的に表す枠組みである。筆者らはこれに基づいた教育実践研究の展開を試みてきた。この枠組みの概略を説明し、実践の参考として実施例の情報を記し、最後に今後の課題を考えてみたい。
備考
本研究は、科学研究費補助金基盤研究C・課題番号16530403(代表・田中共子)の助成を受けた。
ISSN
1880-9162
NCID
AA11823043
NAID
JaLCDOI