Bulletin of Research and Development Center for Educational Practice, Okayama University
Published by Research and Development Center for Educational Practice, Okayama University

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イメージしたことや伝えたいことを起点とした歌唱表現学習―小学校における実践をもとに―

加藤 晴子 くらしき作陽大学音楽学部
逸見 学伸 倉敷市立琴浦東小学校
奥 忍 岡山大学教育学部
発行日
2007-03-10
抄録
歌唱表現学習では、詩や楽曲のイメージや気持ちを表現する活動が多い。学習では、イメージや気持ちを伝え合うための体験が不可欠であり、その積み重ねが豊かな歌唱表現の実現に繋がると考える。 そこで本研究では、相互のコミュニケーションの視点から歌唱表現の学習プランを提示し、授業実践を行った。授業の観察と分析を通して学習の有効性を検証した結果、以下の点が明らかになった。 ① 表現したいことを考え歌唱の工夫をすることを通して、表現する楽しさを味わうことができた。 ② 自分が表現したいものを実現するためには何が必要かを子ども自身が考えることができた。 ③ 表現の多様性に気づき、互いの表現を認め合うことができた。
キーワード
イメージ (images)
歌唱表現 (singing expression)
コミュニケーション (communication)
自由な表現 (free expression)
歌唱技能の習得 (acquisition of song skills)
ISSN
1346-3705
NCID
AA11529614
NAID
JaLCDOI