REPO

岡大三朝医療センター研究報告 69巻
1998-12 発行

アトピー性皮膚炎に対する新しい治療の試み~エゴマ軟膏の効果~

宮本 美由紀 岡山大学医学部附属病院三朝分院看護部
穐山 千晶 岡山大学医学部附属病院三朝分院看護部
能見 美智代 岡山大学医学部附属病院三朝分院看護部
高田 純子 岡山大学医学部附属病院三朝分院看護部
西村 伸子 岡山大学医学部附属病院三朝分院看護部
中村 寿美江 岡山大学医学部附属病院三朝分院看護部
川上 恭弘 岡山大学医学部附属病院三朝分院薬剤部
岡本 誠 岡山大学医学部附属病院三朝分院内科
芦田 耕三 岡山大学医学部附属病院三朝分院内科 Kaken ID researchmap
光延 文裕 岡山大学医学部附属病院三朝分院内科 Kaken ID publons researchmap
谷崎 勝朗 岡山大学医学部附属病院三朝分院内科
Publication Date
1998-12
Abstract
近年アトピー性皮膚炎が増加しており,工ゴマ油を使った食事療法がアレルギー抑制に有用であることが報告されている。そこで今回,エゴマ油を外用剤として使用するため,亜鉛華単軟膏を基剤とした工コマ軟膏を作製し,アトピー性皮膚炎患者3例を対象にその臨床応用を試みた。その結果,掻痒感の軽減に効果がみられ,また皮膚症状では,丘疹.表皮剥離,苔癬化,落屑などの所見が改善される傾向が見られた。
Keywords
アトピー性皮膚炎
エゴマ軟膏
掻痒感
ISSN
0918-7839
NCID
AN10430852
NAID