Published by Misasa Medical Center, Okayama University Medical School
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<Formerly known as>
岡大三朝分院研究報告 (63号-72号) 環境病態研報告 (57号-62号)
岡山大学温泉研究所報告 (5号-56号) 放射能泉研究所報告 (1号-4号)

<Availability>
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薬物の溶出に及ぼす温泉水の影響(第1報) ―アミノフィリン製剤およびテオフィリン徐放製剤について―

三牧 祐一 岡山大学医学部附属病院三朝分院薬剤室
藤井 義博 岡山大学医学部附属病院三朝分院薬剤室
古野 勝志 岡山大学医学部附属病院薬剤部
五味田 裕 岡山大学医学部附属病院薬剤部
荒木 泰典 岡山大学医学部附属病院薬剤部
谷崎 勝朗 岡山大学医学部附属病院三朝分院内科
抄録
薬物のbioavailabilityに影響する因子の一つとして,製剤からの薬物の溶出速度が考えられる。今回,温泉水による薬物溶出への影響を知る目的で,気管支喘息治療薬のアミノフィリン製剤およびテオフィリン徐放製剤の溶出挙動について検討した。溶出試験は第12改正日本薬局方に従い,第1法(回転バスケット法)および第2法(パドル法)で行い,試験液を蒸留水および三朝温泉水として両者の溶出挙動を比較した。アミノフィリン製剤では,10分後まで 温泉水の方が有意に高い溶出率を示した。また,テオフィリン徐放製剤においても温泉水が8時間後まで蒸留水に比べて有意に高い溶出率を示した。以上の結果より,アミノフィリン製剤およびテオフィリン徐放製剤は温泉水により薬物の溶出が促進されることか示唆された。
キーワード
溶出試験 (Dissolutionte test)
温泉水 (Spring water)
気管支喘息治療薬 (Bronchial asthma therapeutic drug)
ISSN
0918-7839
NCID
AN10430852