REPO

岡大三朝医療センター研究報告 63巻
1992-06 発行

子宮全摘術後患者における理学療法 ―自転車エルゴメーター負荷による心拍数の変化について―

上本 学 岡山大学医学部附属病院三朝分院リハビリテーション部
奥田 博之 岡山大学医学部附属病院三朝分院産婦人科
谷崎 勝朗 岡山大学医学部附属病院三朝分院内科
Publication Date
1992-06
Abstract
子宮全摘術を受け,回復期に理学療法を実施した患者に,自転車エルゴメーターによる同一負荷運動時の心拍数について施行前と退院時の変化を検討した。その結果,退院時に心拍数は有意に減少した。しかし,その減少の程度は理学療法実施回数と相関しなかった。患者は水中運動を積極的に実施し,速やかに家庭生活を含めた社会生活への復帰が可能となった。退院後の外来診察時に異常も認められず,理学療法の有効性並びに安全性が確認された。
Keywords
子宮全摘術 (Abdominal hysterectomy)
術後理学療法 (Postoperative Physical therapy)
自転車エルゴメーター (Bicycle ergometer)
心拍数 (Heart rate)
ISSN
0913-3771
NCID
AN10430852
NAID