REPO

岡大三朝医療センター研究報告 63巻
1992-06 発行

QCTによる骨塩量測定と骨粗鬆症のリスクファクター

本家 尚子 岡山大学医学部附属病院三朝分院内科
草浦 康浩 岡山大学医学部附属病院三朝分院内科
谷水 将邦 岡山大学医学部附属病院三朝分院内科
光延 文裕 岡山大学医学部附属病院三朝分院内科 Kaken ID publons researchmap
御舩 尚志 岡山大学医学部附属病院三朝分院内科
岡崎 守宏 岡山大学医学部附属病院三朝分院内科
貴谷 光 岡山大学医学部附属病院三朝分院内科
谷崎 勝朗 岡山大学医学部附属病院三朝分院内科
高取 明正 岡山大学医学部附属病院三朝分院産科婦人科
奥田 博之 岡山大学医学部附属病院三朝分院産科婦人科
中井 睦郎 岡山大学医学部附属病院三朝分院放射線室
穐山 恒雄 岡山大学医学部附属病院三朝分院放射線室
Publication Date
1992-06
Abstract
27~85才の女性143例における骨塩量を,定量的QCT法 (quantitative computed tomography)を用いて測定し,年令,身長,体重及び原疾患(慢性関節リウマチ),使用薬剤(ステロイド・骨強化剤)の因子の骨塩量に及ぼす影響について検討した。その結果,1)加令とともに骨塩量は低下するが,特に40才代後半から60才代にかけての低下が顕著であり,また, 他因子の影響を受けやすい。2)体型的因子としては.痩せ型で低身長の人に低値の傾向がある。3)ステロイド使用の有無における検討において,特に50才代で使用群が著明に低値であることが明らかとなった。また,薬剤の因子の考察に関しては,さらに経時的検討か必要であると思われた。
Keywords
骨粗鬆症 (Osteoporosis)
定量的コンピューター断層法 (QCT (quantitative computed tomograpy))
ISSN
0913-3771
NCID
AN10430852
NAID