REPO

岡大三朝医療センター研究報告 57巻
1986-07 発行

東芝BV型XTV装置を併用したANGIO graphy systemの使用経験(第2報 立体拡大撮影システム)

穐山 恒雄 岡山大学医学部附属病院三朝分院放射線室
中井 睦郎 岡山大学医学部附属病院三朝分院放射線室
松島 紀志夫 岡山大学医学部附属病院放射線部
Publication Date
1986-07
Abstract
我々は,既設の消化管診断用X線TV装置(東芝BV型)を使用した立体拡大撮影システムを検討した。1.消化管診断用X線TV装置の透視天板の高さが一定であるため,従来のフィルムチェンジャー(AOT)では不可能であったが,上下動可能なフィルムチェンジャー(福放FC-10L特)を改良試作したことで最大2倍までの立体拡大撮影が可能となった。2.透視観察から撮影へ,コンタクト撮影から拡大連続撮影,立体撮影から立体拡大連続撮影へと併用して行うことが非常に簡単にできて被検者の負担軽減と多目的使用が可能となった。3.観察条件と立体感については,拡大率を変化させて,その立体感について検討した結果は、観察距離については,各拡大率における立体視しやすい距離は存在し,拡大率が2倍の場合には,観察距離を大きくするほど立体感も増加し,立体視し易い傾向が示された。
Keywords
立体拡大撮影 (Stereo-magnification radiography)
フィルム連続撮影装置 (Fiim changer)
立体感 (Stereoscopic image)
ISSN
09133771
NCID
AN10084718
NAID