Journal of Okayama Medical Association
Published by Okayama Medical Association

<Availability>
Full-text articles are available 3 years after publication.

精神神經病者腦脊髓液中Lipase量に就いて

西紋 孝 岡山大学医学部精神病学教室
森本 二郎 岡山大学医学部精神病学教室
Thumnail 65_701.pdf 207 KB
抄録
1) Warburg検圧法により,脳脊髄液中Lipaseの測定を行つた所,分裂病・鬱病群と所謂器質性疾患たる老人性癡呆・退收期鬱病・進行麻痺等との間に差違のある事が認められた.2) 分裂病・鬱病群では,其の状態像・新旧・性別・年齢の差をとわず,極く痕跡的に存在するか,或は全く証明し得ない.3) 器質性疾患群では,一般に前者より増量を認めた.4) 特に結核性脳膜炎及び麻痺性発作前の進行麻痺では著明な増加を認めた.5) 真の鬱病と退收期鬱病とではLipaseの含量に於て相違がある.前者に於ては殆んど証明し得ないのに対し,後者に於ては中等度の増量を認める.
ISSN
0030-1558
NCID
AN00032489