Bulletin of Faculty of Health Sciences Okayama University Medical School
Published by Faculty of Health Sciences Okayama University Medical School

<Formerly known as>
岡山大学医療技術短期大学部紀要 (1巻-9巻)

老人保健施設における痴呆老人の満足度調査

住吉 和子 岡山大学医学部保健学科
川田 智恵子 岡山大学医学部保健学科
岡野 初枝 岡山大学医学部保健学科
岡本 基 岡山大学医学部保健学科 Kaken ID publons researchmap
高橋 聖之 岡山大学医学部保健学科
森 秀治 岡山大学医学部保健学科
辻本 久江 老人保健施設白梅の丘
須江 英子 介護老人保健施設サンスクエア沼南
発行日
2001-12-25
抄録
2つの老人保健施設に入所している痴呆老人について,観察者による彼らの満足度とその時に観察された行動の関係を明らかにすることを目的とする。調査対象者は,2つの老人保健施設に入所中で,本人または家族より調査への了系の得られた,歩行可能な痴呆老人各14名,合計28名である。観察者は対象者の行動を48時間観察し,どこで誰と何を行っているかとその時の満足度を調査票に記録した。満足度は対象者の表情や態度から観察者が判断し,大変満足を⑤とし,どちらとも言えないを③,大変不満足を①とした5段階評定で示した。その結果以下の3点が明らかとなった。 1)両施設で満足度の高い時間帯は,レクリエーションが含まれる"午前中の時間"であった。 2)満足度が高いのは,居場所では,"レクリエーションルーム・屋外"であった。 3)同行者は,"家族","観察者",行動は,"話をする",手伝いをするなど"自発的な行為"が多くみられた。以上により,2つの施設で満足度ごとの時間帯,居場所,同行者と行動が似通っていたことから,客観的に痴呆老人の満足度を把握することは可能であると考える。
キーワード
老人保健施設 (old people's health facilities)
痴呆老人 (elderlies with dementia)
満足度 (satisfaction)
ISSN
1345-0948
NCID
AA11403004
NAID
JaLCDOI