Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University (ISSN 2186-1323)
Published by Center for Teacher Education and Development, Okayama University

望ましい人間関係づくりに向けた特別活動の研究 : アクティブラーニングの充実による笑顔ある学級づくり

作田 澄泰 早稲田大学教師教育研究所
中山 芳一 岡山大学全学教育・学生支援機構 Kaken ID publons
発行日
2019-03-20
抄録
 いじめ、不登校などをはじめとする諸問題解決に向け、学級づくりの基盤である特別活動の在り方について、児童生徒の「望ましい人間関係づくり」の構築について検討した。この目標を達成するためには、コミュニケーション不足が叫ばれる昨今、関わり合いに根差したアクティブラーニングによる学級づくりを行うことが重要であると考える。  本研究では、過去の筆者(作田)の小学校特別活動における実践をもとにした、アクティブラーニングによる人間関係づくりへの効果について分析した。その結果、「望ましい人間関係づくり」における視点が明らかとなり、これらの取り組みにより、自己肯定感と自尊感情の向上、自己実現へと繋がり、「より善く生きる」ことへの効果が見出された。そして、特別活動における人間関係づくりの距離感や対話方法について、各々にとって最も充実感を得ることができ、認知度を向上させるコミュニケーション行為の方法が明確化された。
キーワード
自己肯定感を高める工夫
望ましい人間関係づくり
自己実現
自尊感情
相手を思う心
備考
研究論文
ISSN
2186-1323
JaLCDOI