Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University (ISSN 2186-1323)
Published by Center for Teacher Education and Development, Okayama University

これからの道徳性を問う : 教育哲学の視点から考える新たな道徳性への追求

作田 澄泰 早稲田大学教師教育研究所
中山 芳一 岡山大学全学教育・学生支援機構 Kaken ID publons
発行日
2018-03-20
抄録
戦後の近代化と共に進む、非人道的な課題に及ぶ道徳性の著しい衰退により、今日の日本では、真の道徳性について見直す時にきている。本稿では、「道徳性」とはどのようなことなのか、現在の大学生によるアンケート調査をもとに、今日、成人を遂げ、新たに社会に巣立とうとしている大学生の真意を探ると共に、今後の課題と学校教育における道徳教育の在り方について検討した。  その結果、今日の大学生における道徳性と今後の課題が見出され、「生命への尊重」「規範意識」「信頼関係」などが今後の道徳性として重要であることが示唆された。なお、これらの道徳性について、歴史上の思想家(教育哲学者)の理論をもとに検証し、今後の未来に必要な道徳性について明らかとした。
キーワード
戦後の道徳性の意義 (Significance of postwar morality)
生きることへの意味 (meaning to live)
善の生き方 (how to live good)
備考
研究論文
ISSN
2186-1323
JaLCDOI