教員養成における学校現場での実践的・体験的活動が昨今一層求められている。教育再生実行会議での提言
や中央教育審議会での報告でも,採用前の学生の学校現場でのボランティア活動を推奨している。こうした中,
2013 年度の岡山大学におけるスクールボランティア活動の登録者数が大幅に減少した。要因としては学校現場
でのインターンシップ活動が必修化された点が大きいが,インターンシップとボランティアの長短を学生は理解
し参加していく必要がある。こうした社会的要請や大学における課題などを踏まえ,スクールボランティアビュー
ローに新たに「学生スタッフ制度」を設けた。学生の立場から,スクールボランティア活動を多面的に支援し,
関連事業の企画・参画・連携を学生と教職員が協働して実施するものである。最初の取り組みとして,2014 年4
月には「スクールボランティアフェア2014」を開催した。