Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University (ISSN 2186-1323)
Published by Center for Teacher Education and Development, Okayama University

「学生オペラ」を通した文化活動の推進(2)―教員と学生の内的評価の分析を中心に―

虫明 眞砂子 岡山大学大学院教育学研究科 Kaken ID researchmap
小川 容子 岡山大学大学院教育学研究科 Kaken ID researchmap
早川 倫子 岡山大学大学院教育学研究科 Kaken ID researchmap
発行日
2013-03-08
抄録
 「学生オペラ」の発信は,教育現場で活躍できる人材育成と,岡山大学を文化活動の拠点とした文化・芸術活動の盛んな地域づくりを目指すことを目的として実施したものである。本稿では,(1)に引き続き,その取り組みの意義と課題について,教員(指導者)と学生の内的評価の分析を中心に考察を行った。学生対象のアンケート結果からは,全体の88%の学生が参加してよかったと感じており,また,教員養成におけるオペラ活動の意義を良い経験であると感じている学生は97%であった。大半の学生が,オペラのような総合的且つ横断的な分野の経験は,教育現場で活用でき,協調性や自主性を伸ばすことにもつながると考えており,活動の意義を共有していることがわかった。教員(指導者)のアンケート結果からは,それぞれの役割を発揮できたという連携の意義と,物理的体制の強化について課題が確認された。
キーワード
学生オペラ
人材育成
連携
文化活動の拠点づくり
内的評価
備考
原著
ISSN
2186-1323
NAID
JaLCDOI