本稿では,多文化共生社会の構築を目指して,筆者(謝)が取り組んでいる外国にルーツを持つ子どもに対する多文化交流活動の実践を検討し,その意義を解明しようとするものである。具体的には,筆者(謝)が岡山県内で主催している地域教育支援活動団体「週末エウレカ」の実践の取り組みを取り上げ検討する。本実践は,日本語の学習だけではなく,様々な国の文化を学ぶことによって,多文化共生社会の一員としての資質を育成しようとする点に特質がある。活動の中では,日本で学ぶ外国人留学生によって,外国にルーツを持つ子どもに対する教育活動が行われた。本研究では,そのような支援の特徴と課題を明らかにしたい。そして,今後,このような外国人留学生による活動支援団体を,地域においてコミュニティの協力のもとで運営するための示唆を得たい。
多文化共生 (multicultural conviviality)
外国にルーツをもつ子ども (children with foreign roots)
地域教育 (local education)
コミュニティ (community)
外国人散在地域 (foreigner dispersed area)