ドイツ付近の「春・5 月」の気候と歌の表現に関する学際的テーマを例に,5 月の位置づけに関する新たな気候学的解析と再体系化を行うとともに,「異質な他者」への出会いを促す大学での授業構築へ向けた検討を行った。授業は,教育学部の「教科横断的思考・表現法」に関する専門科目での実践を念頭に置いた。「夏の入り口としての春」というドイツ付近の季節感に関連して,5 月には「極端な低温日」の頻出する冬は終了しており,ドイツの「夏」に普通に出現する平均気温15〜20℃の日の頻度も急増する。このような気候の背景も踏まえて,ドイツ歌曲に見られる「春・5 月」の表現について,教材化の観点から分析・考察した。更に,ドイツと日本の歌曲について,季節の共通事象に注目して表現や気候背景の捉え方を吟味し,異質な他者への出会いを促す授業構築のための検討・提案を行った。
気候と音楽 (Climate and music)
ドイツ付近の春・5 月の気候と季節感 (Climate and seasonal feeling in spring/May around Germany)
ESD教師教育 (Teacher education on ESD)
異質な他者への理解 (Under standing of heterogeneous others)