Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University (ISSN 2186-1323)
Published by Center for Teacher Education and Development, Okayama University

受講効率と講義効率から見たオンライン講義―最適なオンライン講義時間の推定の試み―

山川 純次 岡山大学学術研究院自然科学学域 ORCID Kaken ID publons researchmap
発行日
2023-03-30
抄録
 リアルタイム形式でオンライン講義を行い,その講義動画をアーカイブ提供する場合,受講生は複数回の受講が可能になるのと同時に必要な部分だけを選択して受講することが可能になる。この状況を数値化したものが受講効率Ae である(山川・高旗, 2022)。今回,新たに講義効率(Lecture efficiency, Le)を定義し,データサイエンスの手法に基づき,筆者が2020 年度から2022 年度の3 年間に実施した約100 回のオンライン講義のAe をLeを使った線形モデルおよび非線形モデルでモデリングして検討したところ,最適なオンライン講義動画の長さは法定講義時間に対して1/2 から2/3 であることが推定された。またこの際のAe は2.0 < Ae < 2.5 の範囲に収束した。これらを講義動画の平均視聴回数と併せて考察するとオンライン講義の受講者は複数回の視聴により約96 %の充足率でオンライン講義動画を視聴していると考えられることがわかった。
キーワード
オンライン講義(Online lecture)
受講効率(Attendance efficiency)
講義効率(Lecture efficiency)
ISSN
2186-1323
JaLCDOI