Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University (ISSN 2186-1323)
Published by Center for Teacher Education and Development, Okayama University

ケア的思考の活用による道徳科の授業改善 : 共同的に探求する子供をめざして

尾崎 正美 岡山大学大学院教育学研究科
発行日
2020-03-20
抄録
「特別の教科 道徳」となり,「考え,議論する道徳」への授業の質的転換が求められている。学習指導要領には,道徳科として目指す学びが具体的に示されており,現場の教員にも授業の質を改善するという意識が高まってきた。そこで,子供が共同的に自己のよりよい生き方を探求していくことができる授業となるよう,マシュー・リップマンの提唱する多元的思考アプローチの一つであるケア的思考を重視して道徳科の授業に応用し,授業改善に取り組んだ。筆者が創造的思考,批判的思考を段階的に取り入れてきたこれまでの実践と比較しながら実践を進め,道徳科の授業に,ケア的思考を意識的に取り入れることにより,創造的思考や批判的思考が活性化され,さらには三つの思考が作用し合うことが明らかになった。
キーワード
ケア的思考 (Care-Thinking)
探求の共同体 (Community of Inquiry)
道徳科授業 (Moral Courses)
多元的思考アプローチ (Plural Thinking approach)
ISSN
2186-1323
JaLCDOI