岡山大学大学院教育学研究科研究集録
Published by 岡山大学大学院教育学研究科

ISSN 1883-2423

高不安者を対象とした注意バイアス修正法を実装したアプリの開発

上田 紋佳 岡山大学大学院教育学研究科 Kaken ID researchmap
澤山 郁夫 兵庫教育大学大学院学校教育研究科
発行日
2020-02-21
抄録
近年,不安症患者にみられる注意バイアスの減少を直接ターゲットとする注意バイアス修正法(ABM)と呼ばれる新しい治療法に関する研究が盛んに行われている。その中でも特に,インターネットやスマートフォンなどのアプリを利用して自宅でABMを実施させる研究が進んでいる。本研究の目的はモバイルデバイスでABMが利用できるアプリを開発することであった。予備調査によって,高不安者にとってのネガティブ語および中性語を特定し,データベースを作成した。そのデータベースからABMの効果が見込める単語を抽出し,iOSアプリを開発した。利用者のデータをもとに,今後の課題について議論した。
キーワード
注意バイアス修正法
注意バイアス
アプリ
不安
感情語
備考
研究論文(Articles)
ISSN
1883-2423
NCID
AA12338258
NAID
JaLCDOI