岡山大学大学院教育学研究科研究集録
Published by 岡山大学大学院教育学研究科

ISSN 1883-2423

日本の身体教育にLOD を用いることの意義 : 多様な動きの習得に着目して

酒向 治子 岡山大学大学院教育学研究科生活・健康スポーツ学系保健体育講座 Kaken ID publons
森田 玲子
川上 暁子
発行日
2018-11-28
抄録
 本研究では,世界的に認知されているルドルフ・ラバンの運動形態理論を基に開発されたLOD(Language of Dance)に着目し,LODに関する国内外の歴史的経緯と現況を概観した上で,日本国内で求められている身体教育の方向性を視野に入れながら,LODを導入することの意味について検討を行った。その結果,「多様な動き」の系統性をもった学びが求められている現在の日本の身体教育の現状において,身体の動きの「言語系統図」を構築するべく作られたLODは,多様性のある動きの学習のみならず,系統的な動きの学びという課題についても参照するべき内容を提供すると考えられた。
キーワード
ダンス
身体表現
幼児教育
舞踊教育
LOD
ISSN
1883-2423
NCID
AA12338258
NAID
JaLCDOI