岡山大学大学院教育学研究科研究集録
Published by 岡山大学大学院教育学研究科

ISSN 1883-2423

これからの保育構造論構築に関する一考察

横松 友義 岡山大学 Kaken ID publons researchmap
浅野 泰昌 岡山大学
近行 あさみ 岡山大学
姚 金桩 岡山大学
発行日
2007-10-25
抄録
今日の環境を通しての教育において、保育全体を構造化しようとする保育構造論は、保育全体の中で今の実践がどう位置づくのかを理解する上で活かされると考えられる。この観点に立って保育構造論を構築しようとするとき、例外があることや作り直すものであることを前提にし、保育者の受けとめ方も考慮する必要がある。これらの点を踏まえた上で、保育実践構造論と保育内容構造論とに場合分けして活かし方について考察した上で、それぞれの構築を進めていく必要があろう。特に、保育内容構造論については、カリキュラム等と共に、基本的な考え方として頭に入れておけば、保育者が豊かな指導をより確実に実現できるものを構築する必要がある。また、それを活用する保育者も、保育に関する知識と共に、人間として望ましい文化とか人の育ちの過程とかに関する知識を積み重ねていく必要があろう。
キーワード
保育構造論
批判の分析と検討
保育実践構造論
保育内容構造論
論構築
ISSN
0471-4008
NCID
AN00032875
NAID
JaLCDOI