保育実践には、しっかりした子ども観や保育観が保育者に求められる。しかし、実際の保育では、子ども観や保育観に問題のある実践が見られる。最近、幼小連携が推進されている中で、遊びにおける学びを確かなものにすることが求められている。実際の保育では、子どもの活動を重視して、学びの内容を重視しないことが多い。そこで本論文では、学びの内容を追究することによって、社会性、認識力、科学知識などが、体験を通して子どもに学ばれていることを明らかにした。そうすることで、保育者は子どもの遊びにおける学びを的確に見取ることができることを提起した。