開発した単元「森林と大気と生活」の学習書に基づいて、小学校6年生を対象に実験授業を実施した。本研究は実験授業の結果を分析・考察したものである。実験授業の結果、問題集、作文、推せん課題レポート、プリテスト・ポストテスト等のデータを得ることができた。これらのデータを分析・考察することによって、開発した学習書が個別学習用教材として適切であったか、どのような社会認識を形成したか、実験授業によって社会認識がどのように変化したか、その理由はなにかなどを明らかにすることを目的としている。本稿は、2004年2月に福岡市愛宕小学校で6年生を対象に行った実験授業の概要を明らかにした。