JaLCDOI 10.18926/14376
Title Alternative Tha Method of Workshop of Traditional Japanese Instrument No-kan
FullText URL 007_061_071.pdf
Author Yamamoto, Hiroko| Negishi, Keiko|
Abstract 本論文は、伝統和楽器の演奏家をゲストティーチャ―として学校に招いたときに、実技指導を有効に展開するためには、「何を音楽教師が事前に行うべきか」を明らかにすることを目的としている。能楽演奏家根岸啓子の協力のもと、岡山大学・アメリカウイスコンシン大学・イリノイ大学などで能管のワークショップをおこなった。本研究は、それに基づいて山本宏子と根岸啓子とで共同執筆したものであり、伝統和楽器の教授方法について検討し、学校教育の現場でのカリキュラム構築に対して提言をなすものである。
Keywords 能管 (no-kan) ワークショップ (workshop) 口唱歌 (kuchishoga) 能管教本 (textbook of no-kan) 舞事基本構造 (basic structure of maigoto)
Publication Title 岡山大学教育実践総合センター紀要
Published Date 2007-03-10
Volume volume7
Issue issue1
Start Page 61
End Page 71
ISSN 1346-3705
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002308416
JaLCDOI 10.18926/bgeou/49023
Title Alternative Study of Transmission as Culture on Vocal Percussion of Mizhaavu in South India
FullText URL bgeou_151_119_128.pdf
Author Yamamoto, Hiroko|
Abstract アジアでは,太鼓音楽の伝承のために,唱歌(口唱歌,口太鼓とも)を使うことが多い。 太鼓の唱歌は,リズムや音色だけでなく,演奏方法も表すことができる非常にすぐれたシス テムだということは周知のことである。我が国でも,能や歌舞伎で使われる小鼓などは,唱 歌を使って伝承されてきた。本稿では,音楽文化のコンテクストと,唱歌がどのような相互 関係を築いてきたか,太鼓音楽文化が花開いている南インドのケーララ州で,壺型太鼓ミラー ブを事例に考察をおこなった。
Keywords ワイタリ 南インド クーリヤッタム ミラーブ 唱歌(口唱歌)
Publication Title 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
Published Date 2012-11-27
Volume volume151
Start Page 119
End Page 128
ISSN 1883-2423
language Japanese
File Version publisher
NAID 40019534257
JaLCDOI 10.18926/bgeou/56531
Title Alternative Learning Noh and Kyogen Based on Okayama’s Folk Tales
FullText URL bgeou_170_061_069.pdf
Author Yamamoto, Hiroko| Negishi, Keiko| Negishi, Hiroshi|
Abstract  我が国の音楽文化を理解するために,どのような授業が望ましいであろうか。山本は,2004 年から能笛演奏家の根岸啓子(博士・東京藝術大学,岡山大学非常勤講師)と教材開発の共同研究を行ってきた。根岸は,2008 年から2010 年まで,岡山大学短期留学プログラムEPOKの受講生を対象に能の授業をおこなった。山本と根岸は2006 年に国際交流基金の助成を受け,アメリカのウイスコンシン大学やイリノイ大学,在シカゴ日本総領事館広報文化センターなどで,アメリカ人を対象に能のワークショップをおこなった。その後,学習院女子中・高等科元国語科教員及び学習院大学教職課程元兼任講師の根岸弘が,教材研究に加わった。教材の元としたのは,2004 年刊『読みがたり 岡山のむかし話』(岡山県小学校国語教育研究会編/日本標準)である。2016 年から2018 年にわたり根岸啓子が岡山大学教養教育「能楽入門」で実際に使用した,岡山の民話に基づいた能・狂言の創作劇の台本の一部を,本稿の末尾に掲載しておいた。なお,演目名には識別しやすくするために〈 〉,創作能・創作狂言には《 》を付したことを記す。この試みは,学校教育における能楽の新たな授業方法を提言するものと考えている。
Keywords 能楽(能・狂言) 身体表現 コミュニケーション 創作劇台本
Publication Title Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University
Published Date 2019-02-22
Volume volume170
Start Page 61
End Page 69
ISSN 1883-2423
language Japanese
File Version publisher
NAID 120006583689
JaLCDOI 10.18926/20003
Title Alternative A Case Study of Curricula for Music Teachers Training in Japan and China - Okayama University, Tokyo University of the Arts and Northeast Normal University -
FullText URL 010_055_062.pdf
Author Hayakawa, Rinko| Yamamoto, Hiroko|
Abstract 近年,わが国の教員養成においても日本人学生の中国への留学,そして中国人学生の日本への留学が,増加傾向にあるのは周知の通りである。そのような中で,日本と中国の音楽教員養成に関するカリキュラムの構造が異なっているために,留学生らにとって,希望する研究内容と実際のカリキュラムが適さないという問題等が生じている実態がある。筆者らは,中国の教員養成に関する音楽カリキュラムおよび教育内容の実態を調査するために,東北師範大学内にある音楽学院を訪問した。それらの調査内容を踏まえ,本研究ではそれぞれ構造やシステムの違う岡山大学教育学部・教育学研究科(音楽教育),東京藝術大学音楽学部・音楽研究科,東北師範大学音楽学院を事例として取り上げ比較することによって,前述した問題について検討を行った。
Keywords 音楽教員養成 (Music Teachers Training) カリキュラム (Music Curricula) 日中 (Japan and China) O-NECUS 留学生 (Students Studying abroad)
Publication Title 岡山大学教育実践総合センター紀要
Published Date 2010-03-10
Volume volume10
Issue issue1
Start Page 55
End Page 62
ISSN 1346-3705
language Japanese
Copyright Holders 岡山大学教育学部附属教育実践総合センター
File Version publisher
NAID 120002310803
JaLCDOI 10.18926/bgeou/56530
Title Alternative Ottoman-Turkish Military Band Mehter Established in Japan
FullText URL bgeou_170_051_059.pdf
Author 齊藤 武| Tuna, Hüseyin| Yamamoto, Hiroko| 根岸 啓子|
Abstract  2018 年7月14 日(土)・15 日(日)の両日,東京と横浜で,日本初の「日本人とトルコ人のコラボレーション」によるオスマン・トルコの軍楽隊メフテルの演奏が行われた。駐日トルコ共和国大使のハサン・ムラット・メルジャン大使とインジ夫人を先頭に,メフテルとトルコの民族衣装を着たダンサーから成る70 名のパレートが1回と,ステージでのメフテルの演奏が2回あった。このメフテル・プロジェクトに日本側として,岡山大学教育学部音楽教育講座の学生有志と教員の合計12 名が参加した。トルコ側は,ユヌス・エムレ・インスティトゥート東京(フセイン・トゥナ Hüseyin TUNA東京所長)であった。本稿は,①日本とトルコの相互理解教育の実践例として,②学校教育における軍楽隊メフテルの学習方法の発展に向けて,③日本とトルコのコラボレーションの更なる拡大の足掛かりとして,その経緯を記し,分析をおこなったものである。なお,執筆を分担したので( )内に担当者名を記した。
Publication Title Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University
Published Date 2019-02-22
Volume volume170
Start Page 51
End Page 59
ISSN 1883-2423
language Japanese
File Version publisher
NAID 120006583688
JaLCDOI 10.18926/bgeou/12805
Title Alternative The Teaching System of Chinese Instrument "erhu" to Beginners in Japan
FullText URL 137_039_048.pdf
Author Yamamoto, Hiroko| Liu, Fei|
Abstract 本論は、中国の民族楽器である二胡(アルフィー、にこ)を、日本という異文化のなかで、効果的に教える教授方法を構築するための基礎研究である。日本と中国では、初心者の状況が異なる。そのために、中国での教育方法では、日本の学習者には適していないので、日本の初心者のための独自の教授方法が必要であるということがわかった。二胡の歴史、二胡の構造的特徴、二胡の演奏方法などの基礎データを収集し、中国の模倣を中心とした教授方法とは異なる、理論的な解説を中心とした日本人向けの教授方法を確立した。
Keywords 中国 二胡 生涯教育 調弦 演奏
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 2008-02-25
Volume volume137
Issue issue1
Start Page 39
End Page 48
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002304910
JaLCDOI 10.18926/bgeou/51920
Title Alternative The Culture of the Drums on the Silk Road as Sea Route (2) -Vocal Percussion and Performer of the Drums in Kerala, South India.
FullText URL bgeou_154_065_072.pdf
Author Yamamoto, Hiroko|
Abstract  本稿は,海のシルクロードにおける太鼓文化の諸相を明らかにする研究の一部を成すもの である。これまでに,拙稿「南インドの太鼓ミラーブの唱歌における伝承文化論」(山本 2012)と「海のシルクロードにおける太鼓文化(1)─南インド,ケーララの『音高可変太 鼓』イダッキャ」(山本2013)で,ミラーブmizhaavuとイダッキャitaykaという,それぞ れが非常に珍しい形態および演奏技法を持つ太鼓について論じてきた。ミラーブとイダッキ ャは,現在ではサンスクリット演劇のクーリヤッタムKoodiyattamの伴奏楽器として,とも に同じ舞台で演奏をしている。しかし,その伝承を担うのは明らかに異なる世襲職業集団で あった。ケーララという時空間を共有しながらも,このような伝承グループの差異は音楽文 化にどのような影響を与えているのだろうか。本稿では4つの太鼓の演奏の場と唱歌を比較 し,そこから見えてくる音楽文化の様相について考察した。
Keywords ミラーブ イダッキャ マダラム チャンダ トリシュール
Publication Title 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
Published Date 2013-11-25
Volume volume154
Start Page 65
End Page 72
ISSN 1883-2423
language Japanese
File Version publisher
NAID 120005350213
JaLCDOI 10.18926/bgeou/54237
Title Alternative Mutual Interactions of Music and Dance in West Africa.: The Example of Djembe Music in the Republic of Guinea.
FullText URL bgeou_161_095_104.pdf
Author Yamamoto, Hiroko| Takeyari, Natsumi|
Abstract ジェンベdjembe は,ギニア共和国とその隣国のマリ共和国,コートジボワール共和国,セネガル共和国などの西アフリカ諸国で伝承されている打楽器である。ジェンベ音楽は,ジェンベと他の打楽器によるリズムアンサンブルであり,舞踊と共に演奏される。  ジェンベ音楽と舞踊には深い関わりがあることが指摘されているが,その具体例は明示されていない。本稿ではギニアの農村部であるハマナ地方で伝承されているドゥンドゥンバ様式の楽曲「ドゥヌンベdunungbe」を例に,ジェンベ音楽の中で演奏者と踊り手が互いにどのように働きかけ,音楽と舞踊が一体となったパフォーマンスを作り上げているかを明らかにする。
Keywords ジェンベ 西アフリカ ギニア 舞踊 ドゥンドゥンバ
Publication Title 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
Published Date 2016-02-25
Volume volume161
Start Page 95
End Page 104
ISSN 1883-2423
language Japanese
File Version publisher
NAID 120005752936