岡山大学国際センター, 岡山大学教育開発センター, 岡山大学言語教育センター, 岡山大学キャリア開発センター
Acta Medica Okayama
1881-5952
8
2012
ベルギー・ドイツ・ハンガリーにおけるCEFR導入状況の調査報告
1
10
EN
Rie
Okubo
Eri
Banno
Yukako
Ucnimaru
岡山大学の日本語コースでは,各レベルの到達度の目安として,CEFR(ヨーロッパ言
語共通参照枠)の到達レベルを取り入れることを検討課題としている。本稿では,ヨーロッ
パの高等教育におけるCEFR 導入の背景を述べ,ベルギー,ドイツ,ハンガリーの三大学
におけるCEFR導入状況の調査結果を報告する。調査により,各大学によりCEFRの取り
入れ方は様々であることがわかった。しかしながら,どの大学においても,CEFR がきっ
かけとなり,日本語コース,教員,学生に変革が起こり,その変革が授業やカリキュラム
の向上につながっていることが明らかになった。
No potential conflict of interest relevant to this article was reported.
岡山大学国際センター, 岡山大学教育開発センター, 岡山大学言語教育センター, 岡山大学キャリア開発センター
Acta Medica Okayama
1881-5952
8
2012
中級日本語学習者が望む学習とは何か -高等教育機関におけるアンケート調査-
61
72
EN
Yukako
Uchimaru
本稿は,アンケート調査を通じて高等教育機関で学ぶ学習者の中級レベルに対する学習
ニーズを明らかにすることを目的とする。アンケート調査結果は4点にまとめられる。(1)
教科書の説明および内容:初級に比べ評価が低くなる。母語による解説が望まれている。
(2)学習項目:アカデミックな日本語,日常生活での日本語の両方に対するニーズがある。
会話学習への要望が最も多く,次いで文法・文型,語彙が同数だった。(3)教え方に対
する要望:①既習表現と比較しながら説明する。②文型・表現は共通する意味・用法でま
とめて効率的に教える。③文型・語彙の硬さ・柔らかさの区別を示す。(4)教室活動に
対する要望:短い会話練習,作文,ゲーム要素を取り入れた練習も増やす。
No potential conflict of interest relevant to this article was reported.
岡山大学国際センター, 岡山大学教育開発センター, 岡山大学言語教育センター, 岡山大学キャリア開発センター
Acta Medica Okayama
1881-5952
9
2013
岡山大学全学日本語コースのカリキュラム改編について
79
88
EN
Yukako
Uchimaru
Eri
Banno
Akemi
Morioka
近年岡山大学の全学日本語コースでは,従来の研究生や大学院生に加え,短期留学生の数が増加し,受講生の多様化が進んでいる。本コースでは毎年カリキュラムの見直しを行ってきたが,この度,受講生の多様なニーズに対応するため,大規模なカリキュラム改編を行った。この改編の大きな特徴は,従来の総合クラスに加え,さまざまなレベルに対応したトピック別の選択クラスを開講し,受講生の状況や興味に合った科目数と科目内容
の選択を可能にしたことにある。本稿では2013年度の大規模なカリキュラム改編にいたる背景とその準備過程,改編前と改編後のカリキュラムの相違点,改編後に行ったアンケート調査の結果概略,今後の課題について述べる。
No potential conflict of interest relevant to this article was reported.
岡山大学グローバル・パートナーズ, 岡山大学教育開発センター, 岡山大学言語教育センター, 岡山大学キャリア開発センター
Acta Medica Okayama
1881-5952
10
2014
岡山大学全学日本語コース新カリキュラムに対する評価 ‐2013 年度留学生アンケート調査報告‐
69
78
EN
Yukako
Uchimaru
Eri
Banno
岡山大学の全学日本語コースでは毎年カリキュラムの見直しを行ってきたが,受講生の
多様なニーズに対応するために大規模なカリキュラムの改編を行い,2013 年度前期から新
カリキュラムで授業を展開することとなった。その効果を把握するため,2013 年度前期末
および後期末にアンケート調査を実施し,前期74 名,後期78 名の回答を得た。分析の結果,
2013 年度から新たに導入したトピック/技能別クラスの開講に肯定的な者が8割以上,日
本語コース全体に満足している者が約8割おり,カリキュラム改編後の全学日本語コース
に対する受講生の満足度が高いことが明らかになった。本稿では日本語コース全体に対す
る評価,総合クラスおよびトピック/技能別クラスに対する評価,新規開講科目に関する
希望について報告する。
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岡山大学教師教育開発センター
Acta Medica Okayama
2186-1323
4
2014
全学日本語コースレベル設定とACTFL-OPI
117
122
EN
Akemi
Morioka
Eri
Banno
Yukako
Ucnimaru
10.18926/CTED/52296
岡山大学言語教育センターの全学日本語コースでは,初級から上級まで7レベルのクラスを提供しているが,このレベル設定の妥当性を検討するには外部基準に照らすことが適当と考え,そのひとつとして,ACTFL(American Council for Teaching of Foreign Languages) のOPI (Oral Proficiency Interview) を行った。ACTFL-OPI は様々な言語の「話す能力」測定法として確立され活用されているインタビュー方式の試験であり,ACTFL に認定されたテスターによってなされる。本稿では,全学日本語コース履修生を対象に行ったACTFLOPIの実施方法及び結果を報告し,全学日本語コースの各レベルと ACTFL-OPI の対応について述べる。
No potential conflict of interest relevant to this article was reported.