岡山大学教師教育開発センターActa Medica Okayama2186-132392019全学教職課程履修学生の講義前後における生徒指導イメージの変容の検討99108ENTomotakaMishima10.18926/CTED/56545 本研究の目的は,全学教職課程履修学生の生徒指導に関する講義の前後における生徒指導イメージの変容を検討することであった。そのため,教育学部以外に所属し教職課程を履修する学生のうち,生徒指導に関する講義を受講する学生を対象に,講義の前後に調査を行い,115名の有効回答が得られた。その結果,(1)生徒指導イメージの8因子のうち,「指導の難しさ」「一方的な指導」「個に応じたきめ細かな指導」「間違いを正す」「やりがい」の5因子が有意に高まり,学生の生徒指導イメージが講義を通して深まっている可能性があること,(2)学生の生徒指導イメージの因子間相関を講義の前後で算出した結果,講義後に相関係数が有意に転じたものが多く,学生の生徒指導イメージが講義後により多面的になった可能性があること,が主に示唆された。そして,講義の充実度や生徒指導力の高まり度などの補足データと併せて結果が考察された。No potential conflict of interest relevant to this article was reported.岡山大学大学院教育学研究科Acta Medica Okayama1883-24231672018岡山大学教育学部における教員養成のための「教科内容構成」研究 : 小・中学校教員養成カリキュラムにおける教科内容構成の展開と評価7989ENSonoSatoMasakazuOkazakiKojiUnoNatsukiSaitohSatoshiTsuchiyaGraduate School of Education, Okayama UniversityTakuOjimaTomotakaMishimaDaisukeGotoDaisukeSatohShigenobuTakatsuka 岡山大学教育学部・教師教育開発センターは,平成23 〜 27年度「教員の資質向上に寄与する『大学と学校・教育委員会の協働』の実現−学校教育改善との連動で教員養成教育を進化させる−(先進的教員養成プロジェクト)」に取り組んだ。その中の教科構成学開発事業では,本学部で独自に構築・実施しているコア・カリキュラムの中での教科内容構成のあり方について,2つのプロセスから研究を行った。本稿では,平成26年度に学部教育全体で取り組んだ「教科内容構成要素に関するシラバス記述」と,部会員が平成26・27年度に授業を実践した小・中学校の教職および教科に関する科目(数学・理科・家庭科・国語科)の受講生に対して実施した「教科内容構成力」に関するアンケート調査の分析から,本学部の教科内容構成研究の特徴と課題について検討した。No potential conflict of interest relevant to this article was reported.岡山大学教師教育開発センターActa Medica Okayama2186-132372017全学教職課程における「教職論」の取組 : 学習内容の確実な定着と教師としての実践的な資質・能力の育成を目指して175182ENShintaroKobayashiCenter for Teacher Education and Development, Okayama UniversityTakujiHashimotoCenter for Teacher Education and Development, Okayama UniversityHiroshiTakahataCenter for Teacher Education and Development, Okayama UniversityShuuichiInadaCenter for Teacher Education and Development, Okayama UniversityTomotakaMishimaCenter for Teacher Education and Development, Okayama UniversityKayokoSodaFormer Center for Teacher Education and Development, Okayama UniversityEijiEgiFormer Center for Teacher Education and Development, Okayama University10.18926/CTED/54942 全学教職コア・カリキュラムの入門科目に位置付けられている「教職論」の授業については,継続的にその内容や手法に関して改善が図られてきた。平成28 年度についても,過去5年間の取組の成果を踏まえながら,特に次の4つの視点から改善内容を模索し,より実践的で参加型の授業になるように工夫をした。@全学で導入された「60 分授業・4 学期制」に対応し,その利点を生かす。Aワークシートの活用により,個々の受講生が個人で思考する時間を確保する。Bペア学習・グループ学習の時間を設定し,可能な限りアクティブ・ラーニングを導入する。C様々な課題の解決を目指して学校現場で実際に行われている取組を出来るだけ多く紹介する。これらの改善により,学習意欲の向上と学習内容の確実な定着を図った。その結果,受講終了時に実施したアンケート調査では,多くの受講生から授業の意義について肯定的な評価が得られた。No potential conflict of interest relevant to this article was reported.岡山大学教師教育開発センターActa Medica Okayama2186-132372017教職課程履修学生の生徒指導イメージに関する研究97106ENTomotakaMishima10.18926/CTED/54935 本研究の目的は教職課程履修学生の生徒指導イメージの検討,並びに授業イメージとの関連の検討であった。研究1 ではメタファー法に基づき,学生を対象に生徒指導イメージを調査し,12 のカテゴリーが得られた。最も記述者が多いカテゴリーは「間違いを正す」「将来への方向づけ」であった。研究2 では,研究1 を基に生徒指導イメージを測定する尺度を作成すると共に,授業イメージとの関連について検討した。調査の結果,(1)生徒指導イメージは「指導の難しさ」「一方的な指導」「個に応じたきめ細かな指導」「間違いを正す」「やりがい」「将来への方向づけ」「指導の不十分さ」「人間としての基礎・土台作り」,の8 因子であること,(2)生徒指導イメージの各因子得点を基にグループ分けを行った結果3 グループに分類でき,生徒指導イメージが不明確と考えられるグループが授業イメージの「組み立て」「楽しさ」「臨機応変」「不透明」の得点が低いこと,などが示唆された。No potential conflict of interest relevant to this article was reported.岡山大学教師教育開発センターActa Medica Okayama2186-132372017全学教職課程における「教職実践演習の取組」 : 60分授業・4学期制を柱に体系的に学べる講義づくりを目指して8190ENShuuichiInadaCenter for Teacher Education and Development, Okayama UniversityHiroshiTakahataCenter for Teacher Education and Development, Okayama UniversityTomotakaMishimaCenter for Teacher Education and Development, Okayama UniversitySeitaroKobayashiCenter for Teacher Education and Development, Okayama UniversityTakujiHashimotoCenter for Teacher Education and Development, Okayama UniversityYasuyoshiImaiCenter for Teacher Education and Development, Okayama UniversityMasaruKagaGraduate School of Education,Okayama UniversityFumioYamaneFormer Center for Teacher Education and Development,Okayama UniversityKayokoSodaFormer Center for Teacher Education and Development,Okayama UniversityEijiEgiFormer Center for Teacher Education and Development,Okayama UniversityDaisukeGotoKawasaki University of Medical WelfareShigenobuTakatsukaCenter for Teacher Education and Development, Okayama University10.18926/CTED/54933 岡山大学における全学教職実践演習については,平成25年度の本格実施から,7課程認定学部(独自で開講する教育学部を除く)と教師教育開発センターが協働して取り組んでいる。平成28年度から岡山大学では,国立の総合大学全学部実施としては全国初となる「60分授業・4学期制」が導入された。この教育改革では,単純に現状の講義内容をそのまま詰め込むものではなく,教育方法・指導の改善を一層進め,体系的に学べる構造にする講義づくりが求められている。そこで,最初に学生の進路状況や取得見込みの教員免許状の現状を確認した。次に,教育実践力を構成する力がバランスよく形成されているか,4年生前半期に取り組んだ教育実習と全学教職実践演習後のアンケート結果をもとにその効果を検証した。これに基づいて,平成28年度以降の「60分授業・4学期制」に対応した内容を構築した。No potential conflict of interest relevant to this article was reported.岡山大学大学院教育学研究科Acta Medica Okayama1883-24231642017岡山市立小学校の教育課程に関する研究 ─ 学校教育目標の分析・類型化 ─18ENYoshihisaSuminoGraduate School of Education, Okayama UniversityTomotakaMishimaCenter for Teacher Education and Development, Okayama UniversityShigeoFujiedaGraduate School of Education, Okayama UniversityMitsuhiroYamasakiCenter for Teacher Education and Development, Okayama UniversityKoujiMiyamotoGraduate School of Education, Okayama UniversityYasuyoshiImaiGraduate School of Education, Okayama UniversityTakuOjimaGraduate School of Education, Okayama UniversityAtsushiTakaseGraduate School of Education, Okayama University 岡山市立小学校全93 校(分校・分教室等を含む。)の教育課程,特にそれを構成する要素の一つである学校教育目標に着目し,その特徴を明らかにするとともに類型化を行なった。学校教育目標に使われている言葉の分析からは,体育・徳育・知育の順に重視されていること,岡山市の教育が目指す「自立する子どもの育成」を踏まえた「自主 自立 主体性」や「地域郷土」「国際 国際社会」というESDとの関連を鮮明に示す言葉はあまり使われていないこと,また,クラスター分析による学校教育目標の類型化からは,「指導要領準拠型(23校)」「徳育体育重視型(23 校)」「地域協働型(4校)」「特色ある目標型(29 校)」「努力自立重視型(14 校)」の5類型に分けられることが明らかになった。最後に,岡山市立小学校における学校教育目標の改善・充実に向けた方策を5点提起した。No potential conflict of interest relevant to this article was reported.岡山大学大学院教育学研究科Acta Medica Okayama1883-24231632016岡山市立中学校の教育課程に関する研究 ─ 学校教育目標の分析・類型化 ─17ENYoshihisaSuminoDivision of School Education, Graduate School of Education, Okayama UniversityTomotakaMishimaCenter for Teacher Education and Development, Okayama UniversityShigeoFujiedaDivision of School Education, Graduate School of Education, Okayama UniversityMitsuhiroYamasakiCenter for Teacher Education and Development, Okayama UniversityKoujiMiyamotoDivision of School Education, Graduate School of Education, Okayama UniversityYasuyoshiImaiCenter for Teacher Education and Development, Okayama University岡山市立中学校全38 校の学校教育課程,特にそれを構成する要素の一つである学校教育目標に着目し,その特徴を明らかにするとともに類型化を行った。学校教育目標に使われている言葉の分析からは,「心の教育 豊かな心」「自ら学ぶ力 自己学習力」「健康体力」といった学習指導要領のキーワードが多く使われていること,そして岡山市立中学校の特徴としては岡山市の教育が目指す「自立する子どもの育成」を踏まえた「自主 自立 主体性」という言葉や「努力 向上心 がんばる」「人権尊重」という言葉が多く使われていることが明らかとなった。また,クラスター分析による学校教育目標の類型化からは,「市施策対応型(10 校)」「岡山伝統型(13 校)」「指導要領準拠型(10 校)」「全面強調型(5校)」の4類型に分けられることが明らかにされた。No potential conflict of interest relevant to this article was reported.岡山大学大学院教育学研究科Acta Medica Okayama1883-24231602015教職実践インターンシップが実習生の教育実践力向上に与える効果 ─ 岡山大学教育学部生対象アンケートの結果にもとづく検討 ─19ENYoshihisaSuminoTomotakaMishima岡山大学教育学部では,平成25 年度より4年次に公立学校園での教職実践インターンシップを必修化した。教職実践インターンシップの効果について,教育実践力を構成する4つの力に着目して,平成25 年度,26 年度の実習生を対象としたアンケート結果を検討した。その結果,(1)特に伸ばしている力は生徒指導力であり,コーディネート力は伸びにくかったこと,(2)授業でメイン指導を行なったことが教育実践力を高める上で重要な経験になる可能性があること,(3)「特別支援を要する子どもに対する個別指導や補助」などの公立学校園ならではと考えられる経験が教育実践力を高める上で重要な経験になる可能性があること,が主に示唆された。No potential conflict of interest relevant to this article was reported.岡山大学教師教育開発センターActa Medica Okayama2186-1323520153年次教育実習に関する学生の意識の検討 ―平成25 年度受講生アンケートの結果から―2634ENAkitakaNakayaTomotakaMishimaHiroshiTakahataShuuichiInadaDaisukeGoto10.18926/CTED/53232 本研究の目的は,岡山大学教育学部で行われている3 年次の教育実習(主免実習)に関する学生の意識を検討
することであった。そのために,平成25 年度の受講生アンケートより小学校教育コース,中学校教育コースの
学生のデータを分析した。そして,実習前の実習生の実習に向けた取り組みや不安感,実習の充実度,実習前後
の教職志向性の変容,教育実践力を構成する4 つの力について着目した。その結果,(1)実習生の実習に対す
る不安は全体的に高く,特に授業に関する不安が高いが,指導教員や実習生との関係に関しての不安は低いこと,
(2)実習の充実度が高いこと,(3)実習の充実度に関わらず教職への魅力感は実習前後で高まるが,教職志望
度や教員採用試験受験意志は実習の充実度が高い学生が高まること,(4)実習の充実度が高い学生はそうでな
い学生に比べ4 つの力のうち「学習指導力」を除く力において部分的に自己評価が高いこと,が主に示唆された。No potential conflict of interest relevant to this article was reported.岡山大学教師教育開発センターActa Medica Okayama2186-132352015全学教職課程における「教職実践演習への取組」(3) ―平成25 年度受講生アンケート結果による検討―1925ENTomotakaMishimaTsuyoshiKashidaHiroshiTakahataShuuichiInadaDaisukeGotoEijiEgiKayokoSodaFumioYamaneMasaruKagaShigenobuTakatsuka10.18926/CTED/53231 岡山大学では,教師教育開発センターによる全学の教員養成教育の質保証に取り組んでいる。本研究では,平
成25 年度に本格実施された全学教職実践演習に着目し,その成果と課題を検討する。なお,本学の全学教職実
践演習は「オリエンテーション」「学習指導力に係る省察」「模擬授業演習」「現代的教育課題に係る省察」「まとめ」
の5 つから構成され,本学の重要視する4 つの力(「学習指導力」「生徒指導力」「コーディネート力」「マネジメ
ント力」)をバランスよく育むことを企図している。そして,本格実施された教職実践演習について,学生に実
施したアンケート調査結果を分析対象とし,成果と課題を検討した。その結果,学生の多くが教職実践演習の効
果を比較的高く認知していることや,教育実践力を構成する4 つの力の多くの力が教職実践演習を通して高まっ
ていること,などの成果が主に示唆された。No potential conflict of interest relevant to this article was reported.岡山大学教師教育開発センターActa Medica Okayama2186-132342014全学教職課程における「教職実践演習への取組」(2): 試行の成果と課題及び本格実施の実際123132ENTsuyoshiKashidaHiroshiTakahataTomotakaMishimaEijiEgiKayokoSodaDaisukeGotoDaisukeSatoFumioYamaneMasaruKaga10.18926/CTED/52297 岡山大学では,平成25年度後期より本格実施する教職実践演習に向けて,独自で通年開講する教育学部を除く7課程認定学部と教師教育開発センター(以降,センター)が協同して準備を行っている。平成24年度後期に教育学部以外の教職希望学生を対象に15講からなる教職実践演習(以降,全学教職実践演習)の試行を実施した。試行は参加学生へのアンケート調査や授業担当者の反省会で得られた意見より,概ね期待された効果が得られた。一方,試行に参加した学生が教育実習後と比較し伸びているのか,必修科目になれば教職を目指さない学生が混じるため試行ほど成果が期待されないのではないか,等の課題が指摘された。試行の反省を基に,平成25年度前期には受講生向けに「全学教職実践演習ガイドブック」を,40 名近くの指導者向けに「全学教職実践演習ハンドブック」を作成した。本稿では試行の成果と課題及び本格実施の実際について報告する。No potential conflict of interest relevant to this article was reported.岡山大学教師教育開発センターActa Medica Okayama2186-132342014全学教職課程の質保証に関する研究(2): 学生の平成24 年度の初年次プログラム前後における意識変容に着目して8289ENTomotakaMishimaHiroshiTakahataDaisukeGotoTsuyoshiKashidaEijiEgiKayokoSodaMasaruKaga10.18926/CTED/52292 岡山大学では,教師教育開発センターによる全学の教員養成教育の質保証に取り組んでいる。本学では,教育学部以外に在籍し,教員免許状の取得を志す学生(文学部,法学部,経済学部,理学部,工学部,農学部,環境理工学部,マッチングプログラムコース)を対象にした1年次の核になるプログラムとして「全学教職オリエンテーション」と「母校訪問」を設けている。本研究では,平成24年度にこれら2つのプログラムを受けた学生を対象にした事前事後によるアンケート調査結果に基づき,学生の意識変容を検討した。その結果,(1)教職志望度が上昇する傾向があるが,教員免許取得希望度や教員採用試験の受験意志は低下すること,(2)「教職観」に関する様々な意識が変容し,教職理解が深まるが,「4 つの力に対する自信」は部分的な変容であること,(3)「大学生活や将来への思い」に関して部分的であるがポジティブに変容していくこと,が主に示唆された。No potential conflict of interest relevant to this article was reported.岡山大学教師教育開発センターActa Medica Okayama2186-132332013全学教職課程の質保証に関する実証的研究(1)―平成22年度入学生の経年変化を中心に―8089ENHiroshiTakahataDaisukeGotoTomotakaMishimaTsuyosiKashidaEijiEgiKayokoSodaKayoTakahashiMasaruKaga10.18926/CTED/49493 教育学部を除く7つの課程認定学部(文,法,経,理,工,環境理工,農)とマッチング・プログラムコースに所属し,次年度(平成25年度)に「教職実践演習」の対象となる現3年生(平成22年度入学生)の,入学時から現在に至る教職志向並びに教育実践力に関する自己評価の経年変化を検証する。基礎データとして,教育学部・大学院教育学研究科との連携・協働によって教師教育開発センターが作成した教材「教職実践ポートフォリオ」を用いる。これは全学教職課程を履修する全ての学生が,自らの学習を記録し,その教育実践力の育ちを可視化するツールである。ここに現れたもののほか,センターが独自に開発し実施した意識調査の結果を用いつつ,総合大学における教員養成教育の質保証とカリキュラム・マネジメントのありかたを検討する。なお,本文中で「全学教職課程」と表記する場合は,上記の7学部とMPコースを対象とした教職課程のみを指すものとするNo potential conflict of interest relevant to this article was reported.岡山大学教師教育開発センターActa Medica Okayama2186-132332013全学教職課程における「教職実践演習に向けての取組」―教科専門科目担当教員の意識に着目して―171178ENTsuyoshiKashidaHiroshiTakahataEijiEgiKayokoSodaTomotakaMishimaDaisukeGotoMasaruKaga10.18926/CTED/49519 岡山大学教師教育開発センター(以下,センター)は,全学教職コア・カリキュラム(以下,全学コア・カリ)の研究・開発と運営を行っている。教職実践演習については独自で開講する教育学部を除く7課程認定学部とセンターが協働して本格実施に向けた準備を行い,平成23年12月には「全学教職実践演習授業計画(案)」(以下,授業計画(案))を作成し,認識の共有化を図っている。一方で,各教職課程運営委員(以下,運営委員)からは学部内での説明や周知に関して不安や困難を述べる声も多く挙がった。そのため,平成24年2月にFD研修として教職実践演習のプレ試行を実施した。その結果,イメージがわくという成果と,教科専門科目担当教員(以下,教科教員)がどのように授業へコミットすればよいかという不安等の課題が顕在化した。そこで,教科教員が有している期待や不安等の意識を調査することにより,授業を構築するための成果と課題を明らかにした。No potential conflict of interest relevant to this article was reported.