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ID 9674
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Abstract
いわゆる「算数・数学に関する能力」に含まれるものの範囲は広い。論理思考や演算能力をはじめ図形に関する種々の思考力および各種の概念把握する力、さらには集合、関数、式表示、あるいは抽象化、一般化、特殊化、帰納、類比、演繹などの「数学的な考え方」(古藤(1993))といわれるものまで様々である。もちろんこれからは互いに深く関連しあうものであり、算数・数学の内容を系統的に学習していく過程で次第に定着していくものである。したがって年齢とともに種々の力がどのように発達していくかは興味ある重要な問題である。Cable(1979)は発達による個人間の学力差を表すものとして数学的能力のモデルを示している。年齢とともに成長・変化する能力としては運動能力が代表的であるが、算数・数学に関するさまざまな能力においても同様に年齢に特有な成長の様子を考察することは重要である。今回は、まず計算に関する能力を取り上げる。計算の技法、演算のルールに関するいくつかの検査を行いその能力の成長の様子を調べることにする。実際の検査は小学生から大学生にいたるまでの各年齢層に対しておこなっているが、今回はそのうち小学校高学年~中3までの結果のうち検査各項目間の関係などについて報告する。
Keywords
算数
数学
成長期
Publication Title
岡山大学教育学部研究集録
Published Date
1990
Volume
volume83
Issue
issue1
Publisher
岡山大学教育学部
Publisher Alternative
Faculty of Education, Okayama University
Start Page
175
End Page
181
ISSN
0471-4008
NCID
AN00032875
Content Type
Departmental Bulletin Paper
OAI-PMH Set
岡山大学
language
Japanese
File Version
publisher
NAID
Eprints Journal Name
bgeou