JaLCDOI 10.18926/bgeou/10050
FullText URL 102_0301_0310.pdf
Author Inada, Toshinori|
Abstract この拙稿は、本誌第一〇一号に掲載した「『兼好自撰家集』の伝本の流布状況(上)」の続稿である。(上)では、伝本の研究史の概略を述べ、ついで尊経閣文庫(自筆稿本)と寛文版本・群書類従本との異同を摘記した。また、それを基底に、現在までに管見に及んだ約五十本ほどの写本を、一応、(1)自筆稿本系、(2)群書類従本系、(3)寛文四年版本系、(4)西荘文庫旧蔵本系、(5)改編本系の五系統に分類、(1)~(3)の伝本の所在、特徴、流布状況を概説した。
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 1996
Volume volume102
Issue issue1
Start Page 1
End Page 10
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 110000129252
JaLCDOI 10.18926/bgeou/10029
Title Alternative コミュニケーション方略の指導 ―パラフレイズのための後置修飾構造の指導を目指した授業―
FullText URL 102_0165_0184.pdf
Author Takatsuka, Shigenobu|
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 1996
Volume volume102
Issue issue1
Start Page 165
End Page 184
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002311298
JaLCDOI 10.18926/bgeou/10013
FullText URL 102_0055_0072.pdf
Author Nobe, Masao| Tanaka, Koji| Hyodo, Yoshimi|
Abstract 筆者らは、平成7年2月に60歳以上80歳未満の女性を対象に、岡山市において社会的支援ネットワークの調査を実施した。(以下では、この調査を「高齢女性調査」と呼ぶ。)本稿では、この調査の概要を説明し、単純集計表を提示する。そして、この単純集計表を検討することから得られた知見を解説する。
Keywords 高齢女性 会的支援ネットワーク 精神的健康調査 岡山市
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 1996
Volume volume102
Issue issue1
Start Page 55
End Page 72
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 110000129234
JaLCDOI 10.18926/bgeou/10005
FullText URL 102_0001_0013.pdf
Author Tanaka, Koji| Tanaka, Tomoko| Hyodo, Yoshimi|
Abstract ソーシャル・サポート・ネットワークが健康に肯定的な効果を持つという知見は様々に確認され報告されている。こうした基礎的知見の次段階として、どのようにソーシャル・サポート・ネットワークを拡充するのかといった研究上の問いが考えられる。介入の実践は総じてコミュニティ・メンタルヘルス領域での適用例が多いが、他にも社会福祉、健康心理、臨床心理(家族療法、行動療法、学生相談他)などの複数の領域に渡っており、応用研究のすそ野は広い。それぞれの基本的理論を背景に、従来その領域で目的とされたこと(例えば治療や健康の増進など)を効果的に遂行するため、付加的あるいは補足的にこのアプローチが取り入れられている。ここに社会学的・社会心理学的な調査から、介入への方向性を示した研究を加えると、研究は相当数にのぼる。介入研究を分類してみると、まずおおまかに「ソーシャル・サポートを獲得する」介入と、「ソーシャル・ネットワークを拡大する」介入があるように思われる。後者はネットワーク拡大をサポート源の獲得とみなし、いわば潜在的なサポートを獲得することを目的とする。そしてその活性化に対し、さらに何らかの関わりをとるかどうかで、「ネットワーク成立の機会を提供する」介入と、「ネットワーク成立んお能力を獲得する」介入が分類できよう。後者はソーシャル・スキルを身につけたうえで出会いの機会を提供し、機会を生かせるよう計画する。アプローチの基本は、本人を取り巻く対人関係を調整する、現場でのフィールド実験である。研究領域ごとに用いる方法論、測定・評価の方法、実験計画、目標や価値観などが異なる。その形態も、訪問(例えばJohnson,Howell and Molloy, 1993)や電話(例えば、Heller, Thompson, Vlachos-Weber and Steffen, 1991)などの接触行為、アクティビティ参加(例えばBenum,Anstorp,Steffen and Sorensen, 1987)、関係強化の指導(例えば、Attneave, 1990)、グループ形成(例えばHaley,Brown and Levine, 1987)など様々である。援助対象者は、何らかの意味で困難な状況に陥っている者で、ソーシャル・サポート・ネットワークが不足、あるいは現在以上に強化する必要のある者である。潜在的な問題から顕在的な問題までが含まれる。出産後の母親(例えばHiggins,Schimoeller,Baranowski and Coladarci, 1993)や高齢者(例えばClarke,Clarke and Jagger,1992)、母子家庭(例えばSoehner,Zastowny,Hammond and Taylor 1988)、孤独感の高い者(例えばAndersson,1985)などであれば、軽微な困難を軽減するための援助的介入、ないしは問題発生の可能性を持つハイリスクな対象者への予防的介入である。しかしリハビリをする患者(例えばAllegrante,MacKenzie,Robbins and Cornel,1991)や治療中の患者(例えばStephens,Roffman and Simpson,1944)などは、治療の一環として問題解決的な介入といえよう。介入対象として操作するのは、ハンディやリスクのある本人すなわち「ターゲット」の場合も、あるいは周囲の「サポーター」の場合もある。前者にはハイリスクの人や患者、後者には障害者のクラスメイト(例えば、Haring and Breen,1992)、障害者の家族(例えばKirkham、Schilling Norelius and Schinke,1986)、介護者である家族(例えばToseland and Rossiter,1989)、ターゲットの居住する地域の住民(例えばJohnson,et al. 1993)などが考えられる。
Keywords ソーシャル・サポート・ネットワーク サポーター
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 1996
Volume volume102
Issue issue1
Start Page 1
End Page 13
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 110000129230