和牛の若令去勢肥育牛50頭のと殺時の血液を採取し,その赤血球数(RBC),白血球数(BC),ヘマトリット(Ht),硫安反応(ASR),を検査し,さらに血清中の全蛋白質(TP),総コレステロール(TCh),遊離コレステロール(FCh),エステル型コレステロール(ECh),アルブミン(Al),α-グロブリン(α-Gl),β-グロブリン(β-Gl),γ-グロブリン(γ-Gl),などの濃度の測定およびA/G比を求めた. 血清ASR値はTPおよびγ-Glと正相関,Al,A/G北および日令体重とは負の相関があった. また脂肪交雑とは負の相関の傾向がみられた. 増体および脂肪交雑の増進のためには強い肝機能の必要なことが実証された。