Scientific Reports of the Faculty of Agriculture, Okayama University
Published by the Faculty of Agriculture, Okayama University
ONLINE ISSN : 2186-7755

Inhibitory Effect by Egg White Lysozyme on Growth of Some Bacteria in Milk

Kataoka, Kei
Nakae, Toshitaka
Published Date
1972
Abstract
牛乳の代表的な高,中および低温菌とみられるB.subtilis,S.lactisおよびグラム陰性の低温性桿菌の3菌株を供試し,脱脂乳中における卵白リゾチームの抑制効果を検討した. B.subtilisは45℃,S.lactisは35℃で24時間培養後,それぞれリゾチーム濃度0.025%および0.05%以上で抑制効果が認められた. そしてリゾチーム濃度(0~0.1%)の高いほどその効果は大きかったが,培養の経過に伴なって抑制効果は減退した. 低温菌は25℃に培養した場合,リゾチーム濃度0.1%でもまったく抑制効果は認められなかった. また自然汚染状態の生乳について別に行なった実験においても,抑制効果が認められなかった。
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029