歌唱表現学習では、詩や楽曲のイメージや気持ちを表現する活動が多い。学習では、イメージや気持ちを伝え合うための体験が不可欠であり、その積み重ねが豊かな歌唱表現の実現に繋がると考える。
そこで本研究では、相互のコミュニケーションの視点から歌唱表現の学習プランを提示し、授業実践を行った。授業の観察と分析を通して学習の有効性を検証した結果、以下の点が明らかになった。
① 表現したいことを考え歌唱の工夫をすることを通して、表現する楽しさを味わうことができた。
② 自分が表現したいものを実現するためには何が必要かを子ども自身が考えることができた。
③ 表現の多様性に気づき、互いの表現を認め合うことができた。
イメージ (images)
歌唱表現 (singing expression)
コミュニケーション (communication)
自由な表現 (free expression)
歌唱技能の習得 (acquisition of song skills)