Bulletin of Faculty of Health Sciences Okayama University Medical School
Published by Faculty of Health Sciences Okayama University Medical School

<Formerly known as>
岡山大学医療技術短期大学部紀要 (1巻-9巻)

皮膚サルコイドーシスの臨床 ―最近20年間に岡山大学第2内科にて経験した65症例について―

Nakata, Yasunari
Hiramatsu, Junichi
Okazaki, Kazunori
Harada, Mine
Abstract
1976年から1996年に岡山大学第2内科を受診したサルコイドーシス255例のうち,65例(71病変)の皮膚サルコイドーシス(皮膚サ症)について,臨床経過,臨床検査成績,胸部病変との関連,予後について検討した。皮膚サ症患者の年齢は18歳から77歳で中央値は51歳であった。女性例が42例(65%)と多 く,特に50歳代女性に43%と最も高率であった。皮膚病型では結節型33例,皮下型16例,び慢浸潤型3例,局面型6例,結節性紅斑様皮疹3例,苔癬様型1例,瘢痕浸潤9例であった。皮膚サ症では非皮膚サ症に比して気管支肺胞洗浄液中リンパ球の低率が見られたが,その他の臨床成績に差は認められなかった。皮膚病型別に検討すると,局面型,び慢浸潤型では気管支肺胞洗浄液中リンパ球CD4/CD8比は高く,3年後の皮膚および肺病変の残存率は高かった。一方皮下型ではCD4/CD8比は低く皮膚,肺病変の残存率も低かった。
Keywords
サルコイドーシス (sarcoidosis)
皮膚 (skin)
臨床経過 (clinical-features)
予後 (prognosis)
ISSN
0917-4494
NCID
AN10355371