Bulletin of Faculty of Health Sciences Okayama University Medical School
Published by Faculty of Health Sciences Okayama University Medical School

<Formerly known as>
岡山大学医療技術短期大学部紀要 (1巻-9巻)

在宅看護における訪問看護内容の検討 ―病院を基盤とする訪問看護ステーションの事例調査―

Yanagawa, Kanou
Abstract
病院を基盤とした在宅看護提供機関における在宅看護の現状を調査し,在宅看護の現在の問題点を明らかにするとともに,在宅看護に携わる看護婦の役割について検討した。本調査の結果,一人暮らしの患者は,家族に介護者のいる患者に比べ明らかにADLが高い場合も訪問看護を受けていることが分かった。また,高齢者夫婦二人暮らしの患者と2世代以上家族の患者のADLに差はなく,このことは,高齢の介護者に相当の負担がかかっていると言える。訪問看護内容としては, 日常生活自立度の低い患者への日常生活援助の実施率は高く,精神的支援や指導的看護技術の実施率は低かった。在宅看護に携わる看護婦は, 日常生活援助に追われがちであるが,一次予防に焦点を当てたケア,患者や介護者の精神的支援,指導,ケアマネジメントを行うことは緊急の課題である。
Keywords
訪問看護 (home health nursing)
看護内容 (nursing care)
看護婦 (nurse)
ISSN
0917-4494
NCID
AN10355371