Bulletin of Faculty of Health Sciences Okayama University Medical School
Published by Faculty of Health Sciences Okayama University Medical School

<Formerly known as>
岡山大学医療技術短期大学部紀要 (1巻-9巻)

腎移植後レシピエントQOL因果モデルの構成要素とレシピエント特性との関係

Hayashi, Yuko
Abstract
本研究の目的は,概念枠組みを基盤にして作成した腎移植後レシピエントQOL因果モデルの構成要素とレシピエント特性との関係を明らかにすることである。対象者は,関東と名古屋の4施設において外来通院をしている腎移植者で,研究参加に同意を得た210名である。データ収集は,自己記入式質問紙 法,面接法ならびに診療記録より収集した。その内容は,身体の状態,自己概念,不確かさ,ソーシャルサポート,対処,QOLについてである。またレシピエント特性として,年齢,婚姻状況,学歴,移植後年数などを取り上げた。データ分析は,ピアソンの積率相関係数, t検定,一元配置分散分析(対比較)を用いた。分析の結果,年齢,婚姻状況,学歴,就労状況,移植後年数,入院を要するほどの合併症および入院回数がモデルの構成要素のいずれかに関係していた。 したがって,それらは腎移植後のケアを行う時に考慮されるべき重要なレシピエント特性であることが明らかになった。
Keywords
QOL (quality of life)
対処 (coping)
対処に影響を及ぼす要因 (affecting factors on the coping)
レシピエント特性 (recipient characteristics)
ISSN
0917-4494
NCID
AN10355371