Fujimoto, Masumi
Institute for Education and Student Services, Okayama University
Uzuka, Mariko
Center for Global Partnerships and education, Okayama University
Oka, Masumi
Center for Global Partnerships and education, Okayama University
Published Date
Abstract
本研究では、2000 年1 月から2017 年3 月にかけて、岡山大学に在籍する留学生が遭遇した交通関連領域の事案121 件のデータを整理分類し、その実態を明らかにした。交通関連の問題は大きく3 つに分類することができる。すなわち、①交通事故、②違法行為、③その他である。交通事故が全体の65%を占めるが、事故の形態に着目すると、留学生が自転車を運転中に発生した事故が交通事故全体の4 分の3 を占める。この事実から留学生に対して自転車の安全な乗り方に関する教育を実施する必要があると判断される。本稿では留学生の自転車マナー向上に関する対策についても言及する。また、留学生が事故の被害者であるケースが40 件存在する一方、加害者であるケースも15 件存在し、留学生が一方的に事故の被害者ではないという事実も明らかになった。
Keywords
ISSN
NAID
JaLCDOI