Bulletin of Higher Education Okayama University
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Another thought on “No worst, there is none”

Ogino, Masaru researchmap
Published Date
2012-12-31
Abstract
本論では、19世紀イギリス詩人のジェラード・マンリー・ホプキンズの晩年の作品“No worst, there is none”の表現方法について分析する。ホプキンズは、20歳の頃イギリス国教 会からカトリックに改宗し、さらにイエズス会に入会した。カトリックとして神への深い 信仰を持っていたホプキンズは、晩年苦悩に満ちた人生を迎えることになる。本論では、そ の苦悩がこの詩の中でどのように表現されているかを分析する。シェークスピアの『リア 王』からの影響、「心の中の山」という心象風景、音声やリズムを工夫した表現などに特に 注意を払いながら、この詩の特徴を捉えてゆく。最後に、この詩の中の「私」とは誰のこ とか、について考察する。
Keywords
ジェラード・マンリー・ホプキンズ
ブライト・ソネッツ
ダーク・ソネッツ
イエズス会
ウィリアム・シェークスピア
ISSN
1881-5952
NCID
AA12114090
NAID
JaLCDOI