Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University
Published by Graduate School of Education, Okayama University

Die Genese der Aufklarungspadagogik in Deutshland: Campes

Morikawa, Naoshi
Published Date
2007-03
Abstract
ドイツにおける汎愛派の改革運動とその改革プログラムに関する関する先の論考を受けて、本稿では、この汎愛主義の理論形成にとって、当時の啓蒙主義の科学史的文脈のなかで人間学的探求が「中心科学」として重要な意味をもつものであることを明らかにした。さらに、この汎愛派の人間学的探求の代表的なものとして、「総点検」のなかのシュトゥーフェ(Stuve)の論文「人間知に導かれた教育の一般原則」をとり上げ、その内容分析を通して、人間の自己完成の関心のなかで人間学的に、また人間を完成し幸福にするために教育学的に、人間の使命が問題とされることを明らかにした。
Keywords
汎愛主義教育学
人間学
シュトゥーフェ
人間の使命
完全性と幸福
ISSN
0471-4008
NCID
AN00032875
NAID
JaLCDOI